こんな特別なめでたい日だからこそ、やりたい事もたくさんあります。

音楽にのって夜まで楽しくダンスパーティーをする。

それはアナの夢でもあったのでしょう。

両親が亡くなってしまってからアナの家族はエルサだけになってしまいました。

しかし、そのエルサも戴冠式当日まで引きこもってばかりで全くコミュニケーションできていなかったのです。

なので、長い間アナは家族の温もりを感じられずにいて、ひとりぼっちでした。

しかし、戴冠式当日は多くの人が城にやってきます。

今日だけは大勢の人に囲まれるので、寂しい思いをすることがないのです。

そんなめでたい日がやってきて、アナは「夢のよう」と目を輝かせます。

ときめくような出会いを期待しているアナ

2番に入る前にアナが呟くセリフ

【生まれてはじめて/アナと雪の女王】Let It Goだけじゃない!高揚感が溢れだす歌詞に注目!の画像

今日はいろんな人に会えるのよね
運命の人にも会えるかも

出典: 生まれてはじめて/作詞:Kristen Anderson-Lopez・Robert Lopez 日本語訳詞:高橋知伽江 作曲:Kristen Anderson-Lopez・Robert Lopez

2番に入る前に、上記のアナのセリフが入ります。

城にやって来る招待客の中には、各国の王子もいます。

お年頃であるアナは、素敵な男性にも会えないかな?と期待に胸を膨らませているのです。

そして、2番ではまだ見ぬ運命の人に思いを馳せる内容へと変わっていきます。

運命の人に対する妄想が止まらないアナ

今夜は美しいドレスでオシャレして
誰よりも魅力的に
突然気がつくの すてきな若者に
恥ずかしいからチョコ食べちゃう

出典: 生まれてはじめて/作詞:Kristen Anderson-Lopez・Robert Lopez 日本語訳詞:高橋知伽江 作曲:Kristen Anderson-Lopez・Robert Lopez

きっと戴冠式では色んな男性に会うだろうと思っているアナ。

運命の人の目に止まるように、ドレスで着飾っておめかししなきゃ!と歌っていますね。

アナの中では、運命の出会いに対する妄想が止まりません。

すてきな若者に出会って照れ隠しでチョコを食べてしまう自分。

そんな細かいシナリオまで描いているようです。

可愛らしい乙女心が溢れ出ていて、見ているこっちもなんだかキュンキュンしますね!

アナがいう「変な気持ち」とは?

いろいろお話して仲良くなるの
なんか変な気持ちね

出典: 生まれてはじめて/作詞:Kristen Anderson-Lopez・Robert Lopez 日本語訳詞:高橋知伽江 作曲:Kristen Anderson-Lopez・Robert Lopez

恋愛をしたことがないアナ。

意中の男性と話すという妄想をするだけでドキドキしています。

それを「変な気持ち」と表現していますね。

その「変な気持ち」こそ、恋愛特有のときめきであることを彼女はまだ分かっていないのかもしれません。

戴冠式は運命の人を見つけるチャンスの日

生まれてはじめて 心がおどるの
生まれてはじめて 声をかけられたいの
ロマンスの訪れを ひそかに祈ろう
特別な誰かと出会えるように

出典: 生まれてはじめて/作詞:Kristen Anderson-Lopez・Robert Lopez 日本語訳詞:高橋知伽江 作曲:Kristen Anderson-Lopez・Robert Lopez

素敵な男性に声をかけられて、それに心躍らせる自分を妄想するアナ。

今まで年頃の男性とコミュニケーションを取る機会なんて一切ありませんでした。

だからこそ、恋愛に対してここまで強い憧れがあるのでしょうね。

戴冠式は運命の人を見つける大チャンスの日でもあります。

そんな大チャンスの日にアナは「出会いがありますように」と願うのでした。

エルサとの掛け合いが入ってくるクライマックス

戴冠式に対して不安を覚えているエルサ

【生まれてはじめて/アナと雪の女王】Let It Goだけじゃない!高揚感が溢れだす歌詞に注目!の画像

ひとりでいたいのに
誰にも会いたくない
もしもこの手で触れたら
みんな気づいてしまうわ

でも今日だけなら

今日だけでも

うまくやろう

夢を見たい

開くのだ門を 今

出典: 生まれてはじめて/作詞:Kristen Anderson-Lopez・Robert Lopez 日本語訳詞:高橋知伽江 作曲:Kristen Anderson-Lopez・Robert Lopez

ここからシーンがいきなり変わり、部屋に一人でいるエルサに切り替わります。

エルサが魔法の力を持っているという事実は、エルサしか知りません。

幼い頃にエルサの魔法で遊んでいたアナでさえ、事故の直後に魔法で記憶を塗り替えられたため知らないのです。

戴冠式だから今日だけはみんなの前に出ないといけない。

でも、うまくやらないと自分が恐ろしい魔法を持っている事実がみんなにバレてしまう。

そんな不安を歌いあげていますね。

そして、歌のメロディーはエルサとアナの掛け合いへと変化していきます。

「今日だけでも」「夢を見たい」そして最後の「今」。

この部分はアナが歌っているパートです。

不安な気持ちを歌う姉と、嬉しい気持ちを歌う妹

それぞれの気持ちが交互に歌いあげられるシーンは必見ですよ!