MIYAVIの対戦型アルバム「SAMURAI SESSINS vol.3」が完成
2018年12月5日、超絶ギタリストMIYAVIがニューアルバムをリリースしました。
その名も「SAMURAI SESSIONS vol.3 - Worlds Collide -」。
2012年から続くガチンコ対戦型セッションアルバムの第3弾です。
このシリーズは文字通りMIYAVIがブルース・リーさながら並み居る強豪とガチンコ対決していく作品。
ミュージシャン・俳優・国連大使のMIYAVI
前作の「SAMURAI SESSIONS vol.2」は2017年にリリースしたばかりです。
その間にもベスト盤にシングル「Long Nights(World Mix)feat.Sonita」のリリース。
国連の一員として難民キャンプを視察する中ハリウッド映画にも出演。
さらには著作「何者かになるのは決してむずかしいことじゃない」も書き下ろしたばかりです。
その精力的な活動には驚かされるばかり!
MIYAVIの世界戦、第一声はサミュエル・L・ジャクソン
「SAMURAI SESSIONS vol.3 - Worlds Collide -」はタイトルが示す通りMIYAVIの世界対決!
実は「SAMURAI SESSIONS vol.2」製作段階でMIYAVIはアメリカ版の対戦型作品を完成させていました。
しかしMIYAVIは国連や俳優としての活動を通して自身の使命を認識したのです。
それは”国境の壁”を壊すこと。
紆余曲折ありアメリカ版ではなく世界対決版としてリリースされたのが本作です。
しかし冒頭から本気で腰を抜かしました。
最初の対決は俳優のサミュエル・L・ジャクソンです。
映画「パルプ・フィクション」でお馴染みのあのコワ~イ顔の人。
アメリカでは世界一”Mother F〇cker”を格好良く発音する男として知られるサミュエルです。
彼の「歴史に残る男、MI-YA-VI!」の雄たけびで始まる世界戦。
今回はその中からリードトラックの「Rain Dance」のMVを解説いたします。
2度目の邂逅となるKREVA&三浦大知
盟友とも呼べる3人
今回紹介する「Rain Dance」は”MIYAVI vs KREVA vs 三浦大知”という名義です。
3者共に紅白歌合戦出場歴がありヴィジョンを同じくする盟友関係でもあります。
当時KREVAはKICK THE CAN CREW、三浦大知はFolderに属していた時代です。
KREVAとの初戦はリアルファイト!
そしてMIYAVIとKREAVAは2012年の「SAMURAI SESSIONS vol.1」で共演。
MIYAVIは得意のスラップ奏法(指で弦を弾く奏法)を駆使し切りかかる。
対するKREVAは切れ味鋭いラップをマシンガンのように撃ち込みました。
宮本武蔵と佐々木小次郎の巌流島決戦のようなスリル溢れる見事なセッションでした。
三浦大知と共に歌うMIYAVIのギター
一方三浦大知は2017年の「SAMURAI SESSIONS vol.2」で共演。
ここで面白いのがMIYAVIのフェーズが”闘争”から”共闘”に変化したことです。
三浦大知との「Dancing With My Fingers」ではその変化が顕著に見て取れます。
この曲でMIYAVIのギターは三浦大知と一緒に歌っているのです。
MVでは三浦大知のテンションに反響し共にステップを踏むMIYAVIの姿が。
そこには純粋にセッションを楽しむ少年のような笑顔が記録されていました。
それでは今作での3者のコラボはどのようなフェーズに移行したのでしょう?