「ポッピンアパシー」(米津玄師)全て一人で作ったと話題の曲名の意味とは?気になる歌詞を徹底解釈!の画像

それではそんな「ポッピンアパシー」の歌詞を見ていきましょう。

簡単なことすらもう覚えてない
今どうしようもないほど間違いでいっぱい
頭の中ペンキ溢してしまったのさ
明確な意志もなかったなら
今感情もなにもが信用にならん
ここがどこかさえわからないままでいる

出典: https://twitter.com/ykkrny/status/905841844478607360

まずは導入部分です。

何もかもが嫌になってしまったかのような歌詞からストーリーが始まっていきます。

まさに陰の部分を歌にしているのが分かる冒頭部分になっています。

教えてよねえ 言えないまま 飲み込んだ言葉の行方をさあ
それはいつか血に流れては 体に溶け込むのだろうか

出典: https://twitter.com/kenshiyonezubot/status/927766084006027264

少数派になるのを恐れて、多数派に飲まれ、伝えることができなかった言葉や気持ちは飲み込んだままになってしまうのでしょうか。

また吐き出すことはなく、そのまま体に溶け込むかのように押し殺してしまう人が多いのだと考えられます。

ずっと目を塞いでいた
ずっと馬鹿馬鹿しいことばっかりやっきになって今
やっと気がついたんだ
やっぱ何処にもこうにも正解なんていないようだ

出典: https://twitter.com/songs_for_them/status/928133163993350144

汚いことからは目を背け、正しいことからも目を逸らしがちな社会の流れの中で、楽しいことだけに目を向けて、それに乗っかってばかりいることを馬鹿馬鹿しいと皮肉っています

そんな社会にはもう救いがないのではないかと、とことん陰の部分を色濃く描いています。

単純なことすらもうわからない
今ぼんやり燻る澱の中で
頭が痛い鮮やかな色に塗れて
どうだっていいのさそんなこと
今望んでいたものが何かも知らずに
ただただペンキ零していくだけだ

出典: http://j-lyric.net/artist/a0579b7/l02ecaf.html

そして、そんな社会をさらに目に入らないようにするために「ペンキを零す」という表現で描いていきます。

教えてよねえ 選ばぬまま 過ぎ去った道のその行く末を
そこでいつか出会えた筈の 誰かの生きていた証を

出典: http://j-lyric.net/artist/a0579b7/l02ecaf.html

世の中がこんな風になってしまう前に、違うシナリオもあったのではないかと過去を憂いています。

そんな目を塞いでいて
どうもフラフラピンボケボンクラやっては大迷惑
こんな悲しいの中で
勝手やっても泣いても全然だ もうどうしようか

出典: http://j-lyric.net/artist/a0579b7/l02ecaf.html

しかし、過ぎてしまったものは戻ってきません。

現実と向き合って生きていくしかないのです。

とはいえ、どれほど嘆いても、声を届けようとも変わらぬ世の中に幻滅してしまっています

目を開け そうだ少なくとも
自分の塗った色くらいはわかるだろうが

出典: http://j-lyric.net/artist/a0579b7/l02ecaf.html

しかし、ここで1つのことに気付きます。

目を背けているばかりでは本当に何もかもを見失ってしまうのです。

しっかりと目を向けることで、自分がしてきたこと、自分の本当の気持ちには嘘をつかずにいられるはずです。

ずっと目を塞いでいた
ずっと馬鹿馬鹿しいことばっかりやっきになって今
やっと気がついたんだ
やっぱ何処にもこうにも正解なんていないようだ

それがただ一つの正解だ

出典: http://j-lyric.net/artist/a0579b7/l02ecaf.html

何が正解かは分かりません。

多数派が正解なのか、少数派が正解なのか、それはやはり自分が決めることなのです。

つまりは「自分に嘘をつかないこと」、それが正解なのではないでしょうか。

さいごに

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