醒めた場所から熱狂的に拝め!
エキセントリックなバンド名「八十八ヶ所巡礼」
ファーストEP
「八十八ヶ所巡礼」まず、この風変りなバンド名に「???」と感じられた方もいらっしゃるでしょう。
元々、八十八ヶ所巡礼は四国地方で行われている弘法大師(「筆のあやまり」で有名ですね)ゆかりのお寺さんを巡る活動。たくさんの人々が修行僧のような恰好をして歩いています。
信仰と志(こころざし)を持って巡られていますが、その行事を冠したこのバンドも神々(こうごう)しい?一種独特の世界観を持っています。
ちょっと宗教に対する信仰心のような、一度帰依(きえ)して、いや洗脳かな?ハマって魂を売り渡してしまうと、抜け出せなくなるような彼らが放つ魔力。
それはまるで退屈極まりなく、ぼーっとした日常の中から、思わず熱狂的に拝みたくなるようなありがたいパワー(ご利益?)を放っています。
変態的?だけどクセになるテイスト
このバンドは2006年に結成されまして、現在でもインディーズシーンにその活動の場を求め、精力的に活動を行っています。
「退廃的」「猟奇的」「変態チック」などと形容されている彼らですけれど、そのルックスとは裏腹に、高度に磨き上げられた確かなテクニックに裏打ちされた楽曲を生み出しています。
マーガレット廣井(Ba.と歌と主犯格)
Katzuya Shimizu(Gt.と参謀と演技指導)
Kenzoooooo(Dr.と極道と含み笑い)
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/八十八ヶ所巡礼
なんなのでしょう?楽器パート後の役割は……(笑)やはりなんとも、異様ですね。
しかし、その音楽性は複雑に練り込まれた曲構成、そして一度はまったら抜け出せなくなる、依存症的フレーバー。
少々、クセがあってとっつきにくいかもしれないけれど、一度取り憑かれたらリスナーの五感をマヒさせ、魂を捕えて離さない、そんなバンドなのです。
相変わらずおどろおどろしい世界観、そして練り込まれた楽曲
5thアルバム「攻撃的国民的音楽」
さて、今回ご紹介する「攻撃的国民的音楽」は2014年8月、インディーズレーベルである「Psychedelic Progrssive R」から、同名の5thフルアルバムのタイトルチューンとしてリリースされました。
独特の特異的世界観、そして高度な演奏技術に裏打ちされ、さらに練り込まれた楽曲、思わず身体を揺り動かしてしまうグルーヴ感は相変わらずです。
そして彼らの楽曲には珍しく?思わず歌を口ずさんでしまうようなPOPなテイストも加味されています。
なんとも仰々しくて、そして政治的な内容なのかなと、だけどそうでもないんじゃないかとも思わせる楽曲はトラック3にクレジットされています。
いかがでしょう?お判りいただけたでしょうか。
彼らが演奏している、バックに陳列されている妖怪変化図のような画像、実に良く彼らの目指す世界を表しています。とても的を得てます!
攻撃的国民的音楽の歌詞解釈!
【NEW動画追加】本人が《八十八ヶ所巡礼/攻撃的国民的音楽》のTAB譜作ってみた(演奏動画付き)|Katzuya Shimizu|note
【NEW動画追加】本人が《八十八ヶ所巡礼/攻撃的国民的音楽》のTAB譜作ってみた(演奏動画付き)