別れをテーマにしたSCANDALの名曲!
今回はSCANDALの楽曲の中でも「別れ」をテーマにした名曲を紹介します。
その曲の名前は「夜明けの流星群」。
元気いっぱいなキラキラサウンドの中に、切ない別れの言葉が散りばめられた楽曲になっています。
本当は寂しいけど、前を向いて笑顔で送り出すといった別れの歌詞が印象的です。
卒業シーズンにもうってつけの楽曲ですよ♪
今回はそんな「夜明けの流星群」の魅力について詳しく掘り下げて解説していきます。
ポケモン映画のために書き下ろされた楽曲!
この楽曲はポケモン映画「破壊の繭とディアンシー」のために書き下ろされました。
作詞に関わったメンバーのTOMOMIさんは、この映画の台本を読みながら歌詞を書いたとコメントしてます。
映画の続きを自分で考えながら歌詞を書いた結果、別れがテーマになったそうです。
この映画では主人公であるサトシたちがディアンシーというポケモンとともに大冒険します。
そして絆を深め合ったサトシたちとディアンシーは、映画の最後でお別れをするのです。
そのことを踏まえた上で歌詞を読むと、ディアンシーに対するサトシたちの想いを描いているようにも感じられますね。
切ないけど前向きな歌詞を徹底解説!
それでは、歌詞の意味について詳しく解説します。
この歌詞を読んでみると分かるのですが、明るく相手を送り出そうとしていることが読み取れます。
「つながった手」や「君はひとりじゃない」といった絆について描いている箇所も多いのです。
なので、切ない別れの歌ではありますが希望に満ちているような印象を受けます。
別れに対してポジティブになれる歌詞の内容を順番に見ていきましょう。
1番の歌詞
別れを目の前にして泣き出した主人公
夜明け前 吹き荒れた風は何の前触れ?
嘘で固めたハートはがれ落ちてく
泣かないと約束したのに止まらないスコール
君の声が不意に聞こえたせいさ
出典: 夜明けの流星群/作詞:TOMOMI・Hidenori Tanaka 作曲:Hidenori Tanaka
この歌詞の主人公は、大事な人との別れを目の前にしているようです。
別れに対して悲しい気持ちを本当は抱えているのですが、一生懸命取り繕って泣かないようにしてたのでしょう。
その取り繕った様子を「噓で固めたハート」と表現しているようです。
それがはがれ落ちたといっているので、結局取り繕うことができなかったのだと推測できます。
そして、悲しみのあまり泣き出してしまった様子を「スコール」に例えていますね。
主人公が泣いてしまった原因は、もうすぐ別れなくてはいけない大事な人の声を聞いたから。
堪えていようと決意していたのに相手の声を聞いた瞬間、感情が溢れ出すことってありませんか。
きっとこの主人公もそのような衝動に襲われたのでしょう。
強い絆で結ばれているから困難が訪れても大丈夫!
見つからないものばかりが増えていっても
この想いは失くしていないよ
出典: 夜明けの流星群/作詞:TOMOMI・Hidenori Tanaka 作曲:Hidenori Tanaka
長い人生の中で難しい問題にぶつかったり、答えが見つからないような出来事に遭遇することだってあるでしょう。
それをこの歌詞では「見つからないもの」と表現しているのではないかと筆者は感じました。
人生の中で迷うことがたくさんあったとしても、大事な人への想いは失くさないと語っているようです。
お互い遠くに離れて暮らすことになったとしても、本当に大事な人であれば絆は消えないはず。
例え自分や相手に困難が訪れたとしてもその絆は変わらないままだと、この主人公は確信しているのでしょう。
とても強い絆で結ばれていることがこの部分から読み取れますね!
「いつかまた会える」といわない理由は?
降り出した流星群に願いを積んで 君の明日へ放つ
「いつかまた会える」って言わないよ 振り向かず行けるように
ずっと叶えたかったその未来って今夜かもしれない
つながった手を 今強く握った 同じ空の下
出典: 夜明けの流星群/作詞:TOMOMI・Hidenori Tanaka 作曲:Hidenori Tanaka