ピノキオピー【内臓ありますか】MVを解釈！「内臓ありますか」の質問にガクブル…イラストはかわいいけど

最後の行に注目です。

ここまで「関係ない」というフレーズの後に本当に「関係ない話」で話題をそらしていました。

ところがここではちょっと違う気がします。

「思うままに心の声を叫ぼうよ」

そう投げかけている様な気がしませんか？

このままでは終われないのでしょう。

ここでは「開き直り」や「自己受容」といった心の動きが読み取れます。

自分が理想とする「心優しい人間」には到底なれない。

皆と同じ意見を持つことだって難しい。

痛烈な別れを受け入れることだってできない。

時には深い悲しみに溺れて泣いてしまう。

そんな自分を受け入れ、生きていく他ないのです。

そして他者へと注意が向けられるようになりました。

「自分がどれだけ辛いか」ばかり考えていたけど、誰しも同じように傷を負っています。

それを「他人は自分より不幸か」とか「自分より幸せそうにしていないか」を気にしてしまう…。

本当は誰かと自分を比較する必要なんてないでしょう。

誰かに嫉妬する必要なんてありません。

ただ「ありのままの自分」を肯定して「本心のまま」生きることができればよいのです。

「内臓ありますか」はいかがでしたか？

歌詞の意味を読み解くことで、MVの少女の心情が深く読み取れました。

素直に笑えなくなってしまったのは、過去に負った傷が影響しているのでしょう。

また、笑っているように見える人でも、心の底では泣いているのかもしれません。

成長するにつれ人は何故か「他人の目」を気にするようになってしまいます。

必死で環境に順応しようとした結果なのかもしれません。

ピノキオピーさんの楽曲はいつだって奥が深いですね。

また、混沌とした世界感の言葉選びにもとても魅力を感じました。

最後にOTOKAKEにあるピノキオピーの楽曲に関する記事をご紹介します。

今回のように楽曲の意味に迫った内容となっているので、ぜひお楽しみくださいね。

まずは「ぼくらはみんな意味不明」。

こちらも、何気ない事柄にズバズバと鋭く切り込んでいく歌詞が素敵です。

サビのメロディラインも強く、中毒性のある楽曲といえます。

次はおばけを題材にした「おばけのウケねらい」。

コメディチックに「お化けの裏事情」を歌にしており、これもまた斬新な視点が面白い一曲です。

MVに登場するお化けの初音ミクもとってもキュート。