絶えることがない悲恋へのシンパシー

ドラマ「愛し君へ」が放送されていた時代はまだアナログ・テレビの頃でした。

そのため今では再放送されることもなく、ドラマは時代の流れの中で忘れ去られたような気がして寂しいです。

しかしこのドラマが生んだ曲「愛し君へ」と「生きとし生ける物へ」は人々の記憶にまだ鮮烈に響いています

不思議な運命です。

森山直太朗が今現在も精力的に活動していて、その力量は衰えることを知らないためでしょう。

歌の生命力はその歌詞やサウンドの普遍性によります。

今でも「愛し君へ」が描いた悲恋へのシンパシーは絶えることがないのです。

まとめ:「愛し君へ」は歌い継ぎたい名曲

「視界」への訴えが強烈な「愛し君へ」

森山直太朗【愛し君へ】歌詞を徹底解説!どんなに逢いたくても叶わない…募る想い…涙なしでは聴けない名曲の画像

先述の通り「愛し君へ」の歌詞を紐解く上で「視界」というキーワードが重要です。

「一目惚れ」という言葉があるように恋愛と「視界」は切り離せない側面があります。

「愛し君へ」はその「視界」への訴えが鮮烈です

誰しもが恋愛のさなかに相手を「視界」の中で捉える喜びを知っています。

追憶の「視界」の中で相手を思い起こす喜びも知っているはずです。

朝の光に 君が消えてしまいそうで

出典: 愛し君へ/作詞:森山直太朗 御徒町凧 作曲:森山直太朗

幸せなときにこそ感じてしまう恋愛への不安なども見事に描いています。

森山直太朗と御徒町凧の歌詞は人の心の機敏をいつも鮮烈な言葉で切り取るのです

「愛し君へ」の熱い想い

今すぐ逢いに来て欲しい
例えばそれが幻でも
いいから

出典: 愛し君へ/作詞:森山直太朗 御徒町凧 作曲:森山直太朗

たとえ現実ではなくても相手の姿を「視界」に焼き尽くしたい。

恋愛はどこかエゴイスティックで強欲な側面があります。

それでも人は愛情でしかお互いを隔てる壁を乗り越えることはできません

よき欲望は人類にとってとても大切なものです。

「愛し君へ」

そのタイトルの通り、相手への熱い想いをいつも大事にしていきたいもの。

「愛し君へ」はいつまでも歌い継いで欲しい日本の名曲です。

OTOKAKEで振り返る森山直太朗の歌詞の世界

名曲の秘密を徹底解説

森山直太朗【愛し君へ】歌詞を徹底解説!どんなに逢いたくても叶わない…募る想い…涙なしでは聴けない名曲の画像

OTOKAKEには森山直太朗の歌詞の世界を紐解く記事がいくつかあります。

どれも森山直太朗を語る上では欠かせない名曲ばかりです

「さくら」「生きとし生ける物へ」などなど。

ぜひあわせて読んでみてください。

春ソングの超定番曲で世代を超えてずっと歌い継がれる森山直太朗の「さくら」!歌詞の意味とコード譜を紹介しています!

森山直太朗が「生命力」をテーマに歌った「生きとし生ける物へ」は、聴いているだけで森羅万象を感じる楽曲です。今回は森山直太朗のプロフィールを交え同曲の歌詞をご紹介します。

夏はこの曲を効かなくては終われないと言われるほどの名曲「夏の終わり」。森山直太朗さんの代表曲として、今もなお多くの方に愛される名曲です!今回は、名曲「夏の終わり」の歌詞を徹底解剖し、その魅力に迫っていきたいと思います!

泣ける名曲として知られる森山直太朗の「生きてることが辛いなら」。その歌詞は、一部に過激な表現があることで賛否両論を呼んで話題になりました。そんな意味深な歌詞をじっくりと見ながら、その意味を探っていきましょう。

無料で音楽聴き放題サービスに入会しよう!

今なら話題の音楽聴き放題サービスが無料で体験可能、ぜひ入会してみてね