Perfume「チョコレイト・ディスコ」の歌詞＆MV情報はこちら♪気になる振り付けを解説！

穏やかなピアノアレンジの「チョコレイト・ディスコ」です。

メロディの新しい魅力を感じることができたこのCMは、「ピアノでPerfume」という意外性が話題となりました。

Perfumeの音楽の全てを請け負うのは、言わずと知れた中田ヤスタカ（CAPSULE)。

「架空の主人公を決めて、言いそうな言葉を当てはめる」と、中田はとあるテレビ番組にて作詞の着想方法を語りました。

まるで10代後半～20代前半の女の子の日記の内容がそのまま歌われているかのような彼の歌詞の世界は、多くの女性たちを共感させ、多くの男性たちの「理想の彼女」を構築しています。

たとえ何百曲作ろうとも磨耗せず、色褪せない彼独特の歌詞の世界は、まず曲を作ることから始まります。

曲が先行してできあがり、そこにおさまりのいい言葉を乗せて、パズルのように積み上げていくスタイルです。

Perfumeの「チョコレイトディスコ」は、まさにこの作り方で生まれた、即興曲に近い存在で、ピアノを弾きながら「チョコレイトディスコ♪」と鼻歌を歌いつつ、語感のいい言葉を拾い上げて一曲に編み上げました。

だからこそ、彼の創り出す楽曲は、音とダンスが組み合わさった瞬間にイメージが大きくはじけるのでしょう。

バレンタインデーが迫ると、女の子は色々な計算をしますね。

片思いしている人は彼女がいるのか、いないとしたら自分は彼女になれるのか、というライバルの数。

本命チョコ以外に作る義理チョコの数と値段の差。

手づくりチョコの材料を測ったり、材料費を見積もったり、出来上がったチョコに篭った気持ちが「重い･･･」と相手に引かれないかetc...

その全ては、期待してるのにしていないふりする男の子のためなのです。

絶対に気に入ってくれると思って買ったチョコ。一生懸命作った手作りチョコ。

後は気持ちを篭めるだけです。

バレンタインデーというたった一日で勝負が決まる恐ろしさに弱気になりながら、目の前のラッピングに祈ります。

まさに喜怒哀楽が踊りだすバレンタインデーの教室では、恋を狩りに行く女の子も、その獲物となる男の子も、参加したくてもできない女の子や男の子も、いつもとは違うリズムで心臓が跳ねています。 「チョコレイト・ディスコ」は、バレンタインデーという音楽に乗せられてダンスしてしまうピュアな男女を、優しく見つめています。

今まさにバレンタインデーに向けて様々な恋をしている男女も、昔バレンタインデーに素敵な思い出がある男女も、「チョコレイト・ディスコ」を聞くと、つい笑顔が浮かびます。

Perfumeによる永遠の恋のおまじない、「チョコレイト・ディスコ」でした。