ドラマ主題歌に起用されたデビュー曲

秋山黄色さんのメジャーデビュー曲、『モノローグ』。

日本語にすると「独白」を意味するこの楽曲は、2020年1月放送のテレビドラマ10の秘密」の主題歌でした。

建築確認検査員の男性が1本の電話と娘の誘拐をきっかけに、関わりを持つ人間の“秘密”を否が応でも知ってしまう過程を描くサスペンスドラマ。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/10の秘密

このドラマの大きなポイントが「秘密」。歌詞MVからもこの要素を感じ取ることができます。

では早速MVを徹底解説していきましょう。

登場人物

具体的な解説を始める前に、このMV登場人物を紹介していきましょう。

①秋山黄色さん本人

秋山黄色【モノローグ】MVを徹底解説!駆け出した先に何が待つ?椅子とノイズに投影された真意に迫るの画像

このMVに登場する人物の1人目が、この楽曲を歌う秋山黄色さん本人です。

彼は基本的に移動することなく、どこかのビルの屋上に積み上げられた椅子の山の上で歌い続けています。

②少年

秋山さん本人と同じくらい大きな意味を持つのが、少年です。

この楽曲の主人公も彼でしょう。

MVでは秋山さんと対照的に、街中を歩いたり走ったり、時に立ち止まったり…。

様々な動きを見せています。

③その他大勢

少年が動き回る街の中には、たくさんの人々が存在しています。

これは誰か特定の人物を意味しているというより、世間一般を表現するための登場人物と考えられるでしょう。

まさに「その他大勢」とも呼べる存在ですが、今回のMVストーリーにおいては非常に重要な意味を持っています。

ノイズの意味

MVに登場するたくさんの人々。

メインの登場人物である秋山さんと少年以外は、その表情を見ることができません。

というのも、街中を埋め尽くす人々の顔はすべてカラフルなノイズで隠されているからです。

このノイズ、MVに注目していただくと前半ではほぼ登場しません。

しかし後半に向かうにつれてノイズの量は増えていき、激しく画面中を動き回ります。

これは一体何を意味しているのでしょうか。

人の秘密