「夜間飛行」石崎ひゅーいの激烈な叫びを見逃すな！PV＆歌詞の意味とは？『みんな！エスパーだよ！』ED

路上でのたうつように歌う姿をプリズムが彩ります。歌い叫べば夜空を飛べる気がしてきます。気が付けばどこかのビルの上にワープ。バックには東京タワーも見えます。

夜の空が暗く黒いのは当たり前ですが、都会の夜景は独りではないことを教えてくれる、光が広がります。

満月に手が届くようにジャンプしながら、歌は激しさを増していきます。もしかして夜通し歌い飛び跳ねていたのかも。

小鳥が目覚める時間が来て、空が白み始めました。熱量の多いPVに感謝あるのみです。

「夜間飛行」は2013年4月～7月まで放映されたTVドラマ「みんな! エスパーだよ!」のエンディングテーマとして起用されました。

ドラマの総合監督を務めたのは、園子温監督。撮る映画が必ず話題になる日本を代表する監督が、TVドラマを撮っていたのですね。

園子温監督は本名、読み仮名は「そのしおん」。才能と一緒に授けられた名前です。

人知を超えた力を持っている登場人物たちの躍動に、石崎ひゅーいさんの叫ぶ「夜間飛行」がハマりました。

歌の終盤は言葉がびっしりと詰まっています。自分を励ますための選ばれた言葉を歌います。

住んでいるのは回っている地球、みんながそこに立って、目の前で起こることに向き合っています。

今の自分がするべきことは愛と恋に向き合うこと。雑踏の中で迷子になった君のために、空を飛びたい僕の心が動き始めました。

モノでは表せない気持ちを直接君に渡したい。一途な願いを僕は叫びます。叫ぶパワーで飛ぶことさえできると信じています。

受け取ってもらえる保証は無いけれど、君に会いに行きます。大好きな君の所に飛んでいきます。

愛と恋を翼にして飛んでいきます。

私からの補足です。渋谷のスクランブル交差点は、飛べるものなら飛び越えたい。写真撮る人は気を付けてね、あくまで交差点。信号は守りましょう。

石崎ひゅーいさんのベストアルバム「Huwie Best」が2018年3月28日にリリースされました。これまでは石崎ひゅーいさんらしく、表情を見せない、感情を全身で表したジャケ写がほとんど。

でも今回は違います。

少し遠くを見ている目線に、思わずもうちょっとこっちを向いてと声を掛けたくなります。「夜間飛行」と新曲の「ピリオド」も収録されたお得版。

叫ぶだけではない、その後ろにある心も聴き取って、石崎ひゅーいさんの世界に首まで浸かって温まりましょう。