寂雷先生の魅力が詰まったクールな楽曲
ヒプノシスマイクに登場するシンジュク代表・麻天狼のリーダー。
それが神宮寺 寂雷(じんぐうじ じゃくらい)先生です。
ミステリアスで大人な雰囲気を身にまとっている寂雷先生。
今回はそんな彼のソロ曲である「迷宮壁」の歌詞について詳しく解説をしていきます。
「迷宮壁」は、ストリングスがメインとなっているクラシカルで重々しいサウンドが特徴的です。
そこに、寂雷先生のダークで憂いのあるラップや語りが乗っかっています。
寂雷先生ならではの妖しくも美しいラップを楽しめる一曲といえるでしょう。
ちなみに「迷宮壁」が収録されているのは、2017年に発売されたDivision CD、麻天狼『麻天狼-音韻臨床-』です。
寂雷先生のソロ曲だけでなく、同じ麻天狼のメンバーである一二三や独歩のソロ曲なども収録されています。
麻天狼のダークで大人っぽい雰囲気を堪能できる一枚になっているので、ぜひ聴いてみてはいかがでしょうか。
寂雷先生ってどんな人物?
誕生日:1月9日 / 年齢:35歳 / 身長:195cm / 体重:69kg / 職業:医師
元【The Dirty Dawg】メンバー。天才医師。長身痩躯でミステリアスな雰囲気を持っている。独特のフローで相手を回復させることが出来る。変人を好み、シブヤ・ディビジョンの乱数にも興味を持っていたが、今は犬猿の仲。座禅と釣りが趣味で、一二三を誘って釣りに行くこともある。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ヒプノシスマイク
寂雷先生は相当な腕前を持つ医師で、日本ではかなり名が知れているそうです。
とある国の戦地で軍医として働いていた経験ももっており「迷宮壁」の歌詞では、軍医だった頃の経験と思われる内容も歌われています。
ミステリアスで影のある見た目をしていますが、性格は非常に穏やかでどんな人物に対しても基本的に優しい寂雷先生。
ただ、Fling Posseのリーダーである乱数とは、過去に何らかのトラブルがあり非常に仲が悪いです。
寂雷先生はどんな考えを持つ人?その答えは歌詞の中に…!
それでは「迷宮壁」の歌詞を具体的に紹介していきましょう。
歌詞に対する考察も交えながら解説していくので、曲を聴く際の参考にして頂けたら嬉しいです。
寂雷先生は、どのような考えを持つ医師なのか。
人の命や人生について、どう思っているのか。
歌詞の中に登場する「アイツ」とは一体誰のことを指しているのか。
歌詞を順番に追いながら解説していきます。
寂雷先生は生死についてどのように考えている?
「邪悪なるステージ」とは?
私が麻天狼代表の神宮寺寂雷。
御誂え向きの邪悪なるステージ。
ここで一石を投じる。そして芸術を重んじる。
幾度となく流してきた血や涙、
それらはいつしか糧となり力になる。
とは、決して言い難い、
指折り数えてもまたきりがない、思い。
出典: 迷宮壁/作詞:GADORO 作曲:横山克
ここの部分は、ラップというよりも台詞のような感じで語られています。
女性が圧倒的な権力を握るようになり、女性たちの娯楽として開催されているラップバトルのステージ。
そのステージのことを「邪悪なるステージ」といっているのでしょう。
H歴が始まったことや、中王区という特別な場所が作られたことに対して、疑問を抱いているのかもしれません。
適当な生き方はしたくない
目先のことが見えず、
噛みちぎった爪の先、
まるでそれは小さな三日月。
生ぬるい環境に冷めぬよう、
私はあえて凍てついた道を選ぶ。
出典: 迷宮壁/作詞:GADORO 作曲:横山克
寂雷先生は、軍医として活躍してきた過去を持っています。
また、コミカライズのほうでは元々殺し屋だったという意外な設定も加えられているのです。
そのため、職業柄人の死を数多く見てきた寂雷先生。
シリアスな場面をたくさん経験してきたからこそ、適当な生き方(=生ぬるい環境で生きること)はしたくないのでしょう。