あなたに逢いたくて~Missing You~

あなたに逢いたくて~Missing You~【松田聖子】の歌詞のあなたとは?PVの内容ともマッチ?!の画像

自身初のミリオンセラー

「あなたに逢いたくて~Missing You~」は1996年4月にリリースされた40枚目のシングルです。

松田聖子と言えば、当時アイドルの頂点にいた山口百恵が引退するのと同じ1980年にデビューしました。

デビュー曲から続けざまにヒットを飛ばし、1980年代を代表するアイドルです。

その松田聖子にとって初めてのミリオンセラーはデビューから16年後のこの曲だったのです。この16年間の間にも多くの有名な曲があったので、少し意外に思われる方もいるかもしれませんね。

当時人気TV番組だった「ビートたけしのTVタックル」のエンディングテーマやCanonのCMにも起用されています。

自然と注目されるきっかけはありましたが、ミリオンセラーにまでつながったのは何といってもこの曲自体の魅力でしょう。

今や日本を代表する名バラードと言っても過言ではありません。

〇〇で4回もこの曲を披露?!

「あなたに逢いたくて~Missing You」をリリースした年にこの曲でNHK紅白歌合戦に出場した松田聖子

実はその後に出場している紅白歌合戦でも何度かこの曲を披露しています。

最近では3年前の2014年の紅白歌合戦の大トリでもこの曲を歌っています。

NHK紅白歌合戦では合計4回、この曲を披露しています。

「あなたに逢いたくて~Missing You」は松田聖子の数多くの楽曲の中でも人気ランキング1位に選ばれており、歌手・松田聖子を代表する楽曲でもあるのです。

こんな人もカバー

日本を代表する名バラードなだけあり、様々なアーティストによってカバーされています。

稲垣潤一は自身のアルバム松浦亜弥とのデュエット形式でカバーしています。

また元m-floLISAも自身のアルバムでカバーしています。

カバーする人によってカラーがまったく変わるのも聴きごたえがありますね。

稲垣潤一&松浦亜弥バージョン

松田聖子という生き方

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『ぶりっ子』もセルフプロデュースのひとつ?!

可愛らしい容姿だけでなく、高い歌唱力の両方を兼ね備えていた松田聖子。

デビュー後は瞬く間に注目の的になり、その髪型をマネする若い女性が街にあふれるなど社会現象を巻き起こしました。

リアルタイムではなくとも「聖子ちゃんカット」をどこかで見かけたことがある方も多いかもしれません。

それまでは容姿だけでレコードが売れていたこともありましたが、この時代からアイドルは容姿だけでなく歌唱力も必要となってきたのです。その先駆けが松田聖子であったと言えるでしょう。

当時共演した山田邦子などが松田の自分自身を可愛く見せる方法を熟知した上での行動に対し『ぶりっ子』という言葉を使ったと言われています。

男性や年上の人に媚びを売っているという見方をする人もおり、同性からは髪型やファッションを真似される一方で、強い反感を買っていたとも言えそうです。

賛否両論とはいえ、その影響力は強大なもの。

当時、松田が所属していた事務所の社長である相澤氏は松田について「ファンに求められているものをその場で察知する頭の回転の早さと行動力に優れている」と語っています。

松田聖子は自分自身の最大のプロデューサーでもあったのです。

アイドルから音楽家へ

アイドル時代は楽曲の影響もあってか、純真・無垢なイメージを作っていた松田聖子。

可愛らしいパステルカラーの衣装を身に着けることも多かったようです。

1990年代からはアイドルからアーティストとしての道を歩みだします。

作詞・作曲にも自らが積極的に取り組むようになり、「大切なあなた」「輝いた季節へ旅立とう」などのヒット曲を生み出します。

作詞・作曲の腕も認められるようになり、いよいよ1996年に最大のヒット曲を送り込むことになるのです。

1990年代からの楽曲も、松田自身のファッションや衣装もそれまでとはガラリと雰囲気が変わっていることにも注目です。

歌詞

本人バージョン

二人の部屋の 扉を閉めて
思い出たちに さよなら告げた

あれから半年のときが流れて
やっと笑えるのよ
毎日忙しくしているわ
新しい人生を私なりに歩いてる

あなたに逢いたくて 逢いたくて 眠れぬ夜は
あなたのぬくもりを そのぬくもりを思いだし
そっと瞳閉じてみる

出典: あなたに逢いたくて~Missing You~/作詞:松田聖子 作曲:小倉良

自分を納得させて選んだはずの道なのに、半年経っても全く色あせることのない彼との思い出。

彼を思い出す時間がないようにと、スケジュールを詰め込んでいるはずなのに夜になると毎日のように思い出してしまう。

前に進みたい気持ちと、思い出にずっと浸かっていたいという気持ちの葛藤を描いています。