Cry outの歌詞について紐解く
「Cry out」は2月11日にリリースされたアルバム「35xxxv」に収録されている曲の1つです。
YoutubeにアップされているPVの再生回数はなんと2700万回以上!
そんな「Cry out」ですが、実はこの曲の歌詞にはある深い意味があるのだそう。
それではこの曲の意味について紐解いていきましょう!
2種類の訳がある?
実は、「Cry out」の歌詞は2種類あるのです。
というのも、これは日本語版と英語版に分けられており、全米ツアーのために作られたそうです。
そしてこれら2種類の「Cry out」の和訳は、それぞれ違った意味で表現されているのが特徴です。
例えば英語版であれば以下のようなフレーズになっています。
Running under lights up in the sky
Nothing matters when you're in the fight
Hold your fire
Maybe we can make it alright
出典: Cry out/作詞:ONE OK ROCK 作曲:ONE OK ROCK
このようなフレーズとなっています。
しかし日本語版の場合であれば、この部分の歌詞はこうです。
言葉を飲み込んだ君の
何かを訴える目つきは
例えれないくらい冷たいの
出典: Cry out/作詞:ONE OK ROCK 作曲:ONE OK ROCK
Running under lights off in the sky
暗くなった夜空の下 走る
Nothing matters
何も問題ないさ
When you're in the fight
君が戦うのなら
Hold your fire
心に炎を灯し
Maybe we can make it alright
きっと俺達なら正解に辿りつける
出典: Cry out/作詞:ONE OK ROCK 作曲:ONE OK ROCK
この和訳の違いからわかるように、英語版と日本語版のある「Cry out」はそれぞれ意味が違うということがわかりますね。
しかし、なぜ意味を変えたのでしょうか。
日本語版はファンのために書かれた?
一体なぜ、わざわざ英語版と日本語版で歌詞の意味を変えたのかということですが、これは日本語版はONE OK ROCKのファンに向けて書かれた歌詞になっているからなのです。
このワンフレーズは、1年の多くを海外で活動するONE OK ROCKに対するファンの気持ちを描写して書かれたものであると考えられ、この曲の歌詞の意味としては“僕たちの前から離れないでくれ”と嘆いているようにも見えます。
「Cry out」の深さはPVにも!
ここまでは、英語版と日本語版の2つで意味が違う「Cry out」の歌詞についてお話ししました。
日本語版の歌詞では、ONE OK ROCKのファンに対する思いが歌詞にされているということがわかりましたね。
このように歌詞全体に深い意味が刻まれている「Cry out」ですが、実はこの曲の深さはPVにも秘められていました。
それでは見ていきましょう。
PVに登場する男女が曲の意味を描写している
「Cry out」のPVには、若い男女2人が登場しますが、これはONE OK ROCKとそのファンに例えられていると考えられます。
というのも、この2人が突然引き裂かれてPVに出てくる西洋人に連れて行かれるシーンが、ONE OK ROCKとファンを描写しているように見えるからです。
この曲の全体的な意味をおさらいすると、日本のファンに向けて“俺たちの前から離れないでくれ”という思いが歌詞にされていましたね。
つまりここから推測すると、この男女2人というのは今のONE OK ROCKの気持ちとファンとの関係を描写していると考えられるということです。