『far on the water』は『歴史秘話ヒストリア』の3代目EDテーマ
Kalafinaの楽曲『far on the water』は、NHKの人気番組『歴史秘話ヒストリア』の3代目EDテーマです。
番組開始時からテーマソングを手掛けている為、ヒストリア=Kalafinaというイメージの方も多いのではないでしょうか。
どこまでも広がっていく雄大な海のような世界観の一曲に仕上がっており、番組のEDを飾るにふさわしい壮大なイメージです。
清々しい気分になれるような曲調は、普段ダークな曲の多いKalafinaの中でもひときわ爽やかな雰囲気ですね。
シングルカットは無し…。アルバムに収録されています!
『far on the water』はシングルカットされていませんが、同名のアルバムに収録されています。
『far on the water』をはじめ数々の人気曲が収録されているので、是非聴いてくださいね。
全13曲のうちラストに収録されているので、まさしくアルバムという一つの物語でEDを飾るように仕上がっています。
『far on the water』の歌詞をチェック!
知らない景色がいつも
まだ頼りない輝きで
君を招いて
新しい朝が始まる
憧れの近くへ
一つだけ未来へ
出典: far on the water/作詞:梶浦由記 作曲:梶浦由記
「知らない景色」、「新しい朝」、そして「未来」など明日への前向きな気持ちを思わせるポジティブな歌詞が続きます。
とても希望に満ちているような、新しい世界への旅立ちを迎える気持ちが伝わってきますね。
知らない世界には頼りない不安もありますが、そんな世界への憧れが感じられます。
何処までも何処までも
続いてる水の上に
僕たちは小さなオールで
さざなみを描いた
やがて水は広く緩やかに
僕らの軌跡を
飲み込んでまだ深く
静かに時を運ぶ
出典: far on the water/作詞:梶浦由記 作曲:梶浦由記
何処までも続く水は地球を覆う海でしょうか。小さなオールを漕ぎ、海へと進んでいくようです。
海原を進んでいく軌跡はいつか波に飲み込まれてしまいます。
しかしその波は決して激しく荒々しいものでなく、広く緩やかな優しさに満ちているようです。
この波の向こうへ
僕らの舟は行く
音の無い海が聞く
初めての歌のように
僕たちが小さなオールで
響かせた水音
出典: far on the water/作詞:梶浦由記 作曲:梶浦由記
この曲は人生を船旅に例えているようです。
オールを漕いで広い海を進んでいく様子は、どんな明日が来るかわからない人生そのものです。
音の無い海は何が待っているかわからない未知の世界のようですが、それでも進んでいくという意志が感じられます。
ありのままで行けるよりも
遠くを指し示して
風を従えて南へ
舟は進む
暗い海の向こうに光が射す
きっと君に届くよ
消え行く僕らの歌
出典: far on the water/作詞:梶浦由記 作曲:梶浦由記
例え暗い海であっても、希望を持って進めば必ず光は射すはずです。
遠くを目指して舟が進む様子は、まさに未来を恐れずに突き進んでいく様子を表しているようです。
消えてしまいそうな歌声であっても、諦めければきっと届くはず。
人生は船旅のように何が起こるかわかりませんが、それでも希望を持って進んでいこうという前向きな明るさが感じられますね!