抱きしめて 痛いくらいに
抱きしめて 力をあたえてよ
あなたとなら深い暗闇もこわくない
心ひとつ I'm a Woman In Love
出典: Woman In Love/作詞:松尾潔 作曲:松尾潔・Jin Nakamura
3行目の歌詞に注目してみましょう。
そう、本楽曲の主人公である女性は「愛する人」がいれば何も怖くないのです。
愛する人と一緒に過ごす。一つになれる。
それだけでもう何も恐れることがないのです。
もしかすると、この女性は愛する人と出会えるまでは暗い気持ちになっていたのかもしれませんね。
毎日、夜が訪れることに怯えていたのかもしれません。
ですが、愛する人に出会えて一緒に過ごすことができてから、夜に怯えなくなったのでしょう。
むしろ、1日過ぎることさえ愛おしくなり、毎日が楽しくなって怖いものがなくなったのです。
男性に対して愛する気持ちと感謝の気持ちに溢れていることも伝わってきます。
女性の「過去」と「現在」を表現している
ここからは「Woman In Love」の2番の歌詞です。
2番では女性の「過去」と「現在」が描かれています。
何度も書いた自分の未来
遠い夏の日 白い地図には
夢も悩みも 鉛筆で描いた
また消せるように 消せるように
出典: Woman In Love/作詞:松尾潔 作曲:松尾潔・Jin Nakamura
この歌詞では、女性の「過去」の出来事が歌われています。
これは、女性は愛する人と出会う前の話。
真っ白い紙に、悩みを書いたり自分が想像している明るい未来などを書いていたのでしょう。
でも、悩みは他人に見られたくないものです。
ましてや、自分の未来のことを書いていることを他人に知られるのは恥ずかしい…。
また、自分が書いたものを月日が経って自分で見直すのも恥ずかしいと思っていたのでしょう。
消しゴムで消せるように、あえて鉛筆で書いていたのです。
その真っ白い紙に、どのようなことが書いていたのか歌詞には書かれていません。
夜になるのが怖い…。
私を救ってくれる人がいつか現れますように。
このようなことを、真っ白い紙に書いていたのではないでしょうか。
今はとっても幸せ
何度も笑い 時には泣いて
確かめあった ふたりの絆は
この瞬間にも息づいてる
出典: Woman In Love/作詞:松尾潔 作曲:松尾潔・Jin Nakamura
そして、真っ白い紙に書いたことが今は叶っているのです。
自分のことを救ってくれた愛する人に出会えた。
夜がもう怖くない…。
今、愛する人と一緒にいられることの喜びが伝わってきますね。
「さがしている景色」とは?
ここからは「Woman In Love」の2番のサビになります。
この歌詞からは、本記事のタイトルにある「さがしている景色とは」が分かりますよ。
ひとりでも生きてゆけると
つよがりを言ってきた私が
ふたりにしか見えない景色をさがしてる
あなたがいる I'm a Woman In Love
出典: Woman In Love/作詞:松尾潔 作曲:松尾潔・Jin Nakamura
1~2行目の歌詞に注目してみましょう。
本楽曲の主人公である女性は、今までは弱い自分を隠して強がって生きていたことが分かります。
ですが、愛する人が弱い自分のことを救ってくれて素直に生きることができるようになってきたのです。
そして、3行目の歌詞では「これからも2人で未来に進んでいきたい」という気持ちが伝わってきます。
そう、さがしている景色とは「2人で未来に歩んでいく景色」なのではないでしょうか。
ずっと2人で手をつないで歩く。
結婚して家族になる。
などなど、これから歩んでいく景色を2人で思い描いているのです。
過去には1人で真っ白紙に未来を描いていた女性ですが、今では愛する人と2人で未来を描いています。
そんなこともあったな…とふと思い出して、今の幸せを噛みしめていることも伝わってきます。
愛する人とずっと一緒にいたい
ここから「Woman In Love」のクライマックスを迎えます。
男性を愛する気持ち、感謝している気持ち、すべてが詰まっている歌詞。
女性がずっと愛する人と一緒にいたいという気持ちが伝わってきます。