13thアルバム「湿った夏の始まり」
ジャケ写はaikoのアップ写真♡
2006年からは約2年おきにアルバムをリリースしているaiko。
毎回変わったタイトルで、「次はどんなタイトルになるんだろう?」とワクワクしてしまいます!
今回リリースしたのは「湿った夏の始まり」という梅雨の時期にリリースするアルバムにピッタリなタイトルになっています。
過去にもこの梅雨に時期にアルバムをリリースしたことが2度あり、それは2001年の「夏服」と2012年の「時のシルエット」です。
私は当時高校生でしたが、「夏服」を聴いたとき、とてもさわやかな気持ちになったのを今でも覚えています。
夏の始まりにピッタリなaikoのアルバム。ここでは収録曲などを紹介していきます♡
aikoの想い
メジャーデビューから20年経つタイミングでリリースされたこのアルバムには、aikoの様々な想いが詰まっているのだと思います。
aiko自身も、アルバムが完成した時には「出し切った!」と思ったと言っており、20年前とは一味違う、今のaikoにしか出すことのできない魅力が詰まっています。
しかし!aikoらしさは健在で、あの独特なメロディラインは前奏が始まるだけで「aikoの曲だ!」とわかってしまうほど。
20年経っても変わらない”可愛らしさ”を残し、かつ大人の女性の魅力も満載のアルバムになっています。
このアルバムにかけた思いは公式サイトのインタビューに載っているので、そちらも併せて読んでみてくださいね。
収録曲を徹底紹介!
収録曲はコレ!
1、 格好いいな
2、 ハナガサイタ
3、 ストロー
4、 あなたは
5、 恋をしたのは
6、 ドライブモード
7、 愛は勝手
8、 夜空綺麗
9、 予告
10、あたしのせい
11、うん。
12、宇宙で息をして
13、だから
出典: 湿った夏の始まり/aiko
3つのシングル曲に加え、新曲を10曲含んだ13曲で構成されています。
曲のタイトルはaikoらしく個性的で可愛らしいものが並んでいます♡
aikoの楽曲のタイトルはいつも、聴く人にいろいろな想像を膨らませてくれるようなタイトルになっているところが素敵ですよね。
このアルバム中で言えば「あなたは」や「恋をしたのは」「だから」などがそうで、「あとにどんな言葉が続くのだろう?」と想像しながらワクワクしてしまいます。
なんというか、倒置法のような効果があり、心に強く残るものが多いなぁと思います。
1、格好いいな
1曲目からいい。イントロからすごくいいです。
ジャズのようなブルースのような、なんだか懐かしい気持ちになるようなイントロから始まります。
梅雨の時期の気怠い感じがメロディや歌詞から感じられ、「湿った夏の始まり」というアルバムのスタートにはピッタリの曲だ!と感じました。
片思いの恋の終わりを歌っている歌ですが、想いを伝えずに諦めてしまったのかな?といったような内容になっています。
思いを伝えてサヨナラするのは辛すぎるから、片思いでもいいから彼のそばにいることを選んだのでしょうね。
歌詞は切ないですが、なんだか元気をもらえる1曲になっています。
2、ハナガサイタ
明るくアップテンポで、ハッピーな気持ちになれるメロディに仕上がっています。
音程を取るのが難しい上下のあるメロディラインなのですが、aikoのブレのない発声で心地よささえ感じます。
男性目線で書かれている楽曲なのですが、"ずっと一緒に居たい”と思う二人の様子が可愛らしく表現されていて「わかるわかる!」と共感できる歌詞になっています。
離れるのが惜しくて結局ずっと一緒に過ごしてしまう二人の恋愛模様は、恋をしているほとんどの人が経験したことがあるのではないでしょうか。
好きな人のことを思いながら聴くと、会いたくて仕方なくなっちゃうような1曲です♡
3、ストロー
aikoの38thシングルで、アルバムリリース時点では最新のシングル曲になります。なぜタイトルが「ストロー」なのか。それは、歌詞にも出てくる「赤いストロー」がカギだそうです。
家でストローを使うときに、赤いストローが出てきて「ラッキー♪」と思った経験があるそうで、"赤いストロー=いい事が起こる”というおまじないのようなものなのでしょうね♡
一緒に暮らしている恋人や夫婦のストーリーになっていて、相手にいいことがありますようにと願う可愛らしい歌詞になっています。
初めて手が触れたこの部屋で 何でもないいつもの朝食を
喉を通らなかったこの部屋で パジャマのままでお味噌汁を
寝癖ひどいね 行ってらっしゃい 小さくさようならと手を振る
明日も君の笑顔を見られますようにと手を振る
君にいいことがあるように 今日は赤いストローさしてあげる
君にいいことがあるように あるように あるように
出典: ストロー/作詞:AIKO 作曲:AIKO