どんな関係性?
Dear My Friend
もしも君が笑顔を
失くしそうになった時は
私を呼んで
出典: Dear My Friend/作詞:亀田誠治 作曲:亀田誠治
友達とどんな距離感でいたいかは人それぞれだと思います。
毎日連絡を取りたい人もいれば、週に数回だけ近況報告をしあったり…。
中には年に1回しか連絡を取らない人もいるかもしれません。
でも何かあったときにはすぐに駆けつけたり連絡を取って話を聞いてくれるはずです。
それは自分も同じで、もしも相手が助けを求めているならばすぐに力になりたいと考えるでしょう。
大切な人にはいつでも幸せになってほしいと願っています。
この曲にはそんな決意と芯の強さがあります。
大切な人はいつも心の中にいて、大きな出来事があると1番に報告したくなります。
立ち直れない…と本気で思ったときに頼りたくなるのも大切な人だけです。
サビからはそんな関係性が伝わってきます。
いつも気持ちはそばに
四六時中一緒にいるわけではないけれど、なにか辛いことがあったら助けになりたい…。
困ったときは自分を頼ってほしいというのは日頃の信頼関係から生まれる気持ちです。
気持ちはいつもそばにいて、あなたを思っているということですね。
相手を心から信頼しているからこそこのように見守る友情が成り立っているのです。
あなたには私がいる
I'll Be There
ひとりじゃない どんな時でも
私はここにいるよ
きっと大丈夫だよ
出典: Dear My Friend/作詞:亀田誠治 作曲:亀田誠治
ひとりで過ごしていて不安に感じると、なぜか突然孤独な気持ちになることもあります。
自分は誰からも必要とされていないんじゃないか…自分は誰にも愛されていないんじゃないか…。
自信もなくなって自力では抜け出せない負のループが始まります。
本当は大切に想ってくれている人がいるはずなのに気持ちはどんどん暗くなってしまうのです。
自分の辛さや孤独をより一層感じやすくなってしまいます。
そんなときに大切な人がそばにいて励ましてくれたら自分はひとりじゃないんだとまた前を向くことができるかもしれません。
心が疲弊して、何を信じていいかわからないときはどんな言葉を言われてもなんとなく聞き流してしまいます。
でも本当に信頼できる人から言われたときは、なぜか心の奥底に響いて安心できるのです。
この人が言うなら大丈夫なんだ!
そうやって前向きな気持ちになれるのも大切な人からの言葉なのです。
人生は辛いことだけではない
命の重み
今もどこかで誰かの
命がふと終わって
始まりがあって
出典: Dear My Friend/作詞:亀田誠治 作曲:亀田誠治
2番の歌詞は「命」という重みのある言葉から始まります。
ですが歌声やメロディーでは悲しみや重たさではなく、むしろ力強さや温もりを感じる部分です。
誰でもいつかは寿命を迎えます。
こうしている今もどこかで、誰かの大切な人が亡くなっているのです。
そしてまた誰かの大切な人が産まれています。
誰かにとって悲しい日でも誰かにとっては嬉しい日。
そうやって「命」はめぐっていくのです。
悲しみの向こうには
悲しみの向こうには
もっと優しい未来が
待っているかな
出典: Dear My Friend/作詞:亀田誠治 作曲:亀田誠治
立ち直れないほどの悲しみに直面したときはまるでそれが永遠に続くように思えます。
終わりのない暗いトンネルに投げ込まれたような行き場のない気持ちです。
自分の中に重石のように深く冷たくのしかかってきて全てを投げ出したくなります。
でもそんな辛い悲しみを乗り越えた先には新しい明日が待っているかもしれません。
フレーズの語尾が「〜かな」となっているのは、今はまだ悲しいけれど未来に希望を持とうよ!と言われているように感じます。
こうしている今も大切な人と同じ未来に向かって少しずつ歩き出そうとしているのかもしれません。