【モットー。 /阿部真央】「君が君ならばいい」という歌詞に救われる！意味を解釈！MV・コード譜あり

「君はありのままでいいんだよ。今いるその場所で勝負しよう」という想いのこもった応援歌。

それでは「モットー。」の世界を見ていきましょう。

女性アーティストらしい歌詞ですね。男性アーティストだったらいくら疲れていても「疲れました」とは歌詞に書けません。

プライドがあるから疲れていても認めたくない男心。

しかし、阿部真央は違います。ハッキリと「疲れました！」と叫びます。

阿部真央という才能が生み出したストレートな言葉のチョイスを堪能しましょう。

男性よりも、女性の方がより共感できる歌詞ではないでしょうか。

「凹んだ時に真っ先に聴きたくなる曲」というファンの感想もある歌詞の世界を体験しましょう。

自分の疲れた状況を素直に歌っています。本当にストレートなのでビックリします（笑）。

誰でもコミュニケーションで疲れる時がありますよね。夫に疲れ、友達に疲れ、親に疲れ、妻に疲れ……。

でも、そんな時でもついつい「まぁ、いいか」と自分の心を殺します。トラブルになるより、なあなあで済まそうとします。

だって、その方が問題が大きくならないからですよね。

しかし、無理やり愛想笑いして、相手をかばう嘘ついて……。そんなことを続けていたら自分がなくなってしまいます。

他人の感情を観察して、それを乱さないことだけに集中します。空気を読むのに自分の感情は置いてけぼりです。

それって本当に必要なことなんでしょうか。阿部真央は「違うだろ？」と問いかけます。

もちろん、阿部真央だって空気を読んで行動することはあると思います。

でも、空気を読むことだけに慣れてしまうことは、自分をごまかし続けることですよね。

無理して頑張って他人に合わしても長続きしません。やがて自分の心が壊れます。

不器用でいいから素の自分を認めてくれる人と付き合いたいですよね。

「不器用な自分」＝「素の自分」を見せ続ければ、それが「モットー。」になると歌います。

「素の自分」でいることができれば、自分をごまかすことはなくなります。

自分のことを素直にさらけ出すことは勇気のいることですが、素を見せることができることストレスがなく過ごすことができます。

人間って比べたがりますよね。それが自己否定してしまう一番の原因です。

特に日本人は同調圧力が強いので比較することと、同じであることのプレッシャーが半端ないです。

心が壊れてしまう人が多いのも納得。

「君が本当に成りたいのは君以外の誰だっていうの？」という言葉が胸に突き刺さりませんか？？

自分以外の誰にも成れないのに、自分を否定したいから他の誰かに成りたいのです。

これって不幸というしかありません。絶対に成れないのに成ろうと願っているのですから最後は壊れるしかありません。

「生きているだけで誰も素晴らしい」という歌詞で泣いてしまいそうです。

「生きているだけで誰も素晴らしい」と頭では分かってはいますが、心では納得できていないですよね。

自分の考え方によって自分自身を苦しめているのにそれに気がついていないのです。

苦しみの原因は自分なんです。

人と比べて勝手に落ち込んでいるのも自分。背伸びして見栄を張って自分を高く見せようとするのも自分。

人と比べていてはいつまでたっても比較の中で苦しむことになります。

上には上がいますから、終わりのないゲーム。自分をいつまでも認められない無限地獄。

いつまでも自分を否定し続ける世界です。