くるり

フォーキーなサウンドを基軸にオルタナティブ・ロック、エレクトリックサウンド、オーケストラ、民謡など様々な音楽要素を取り入れながら新しいアプローチで音楽を切り開いてきたバンドです。

「赤い電車」は2005年に京浜急行電鉄とのタイアップソングとして発表された16thシングル

ボーカルの岸田は鉄道ファンでもあり、相手企業への愛を曲にこめたそうです。

【赤い電車/くるり】赤い電車は○○線って知ってた!?初企業タイアップ!懐かしい歌詞&PVに注目♪の画像

「赤い電車」のPVをcheck!

ボーカルの岸田自身が監督したこのMV

電車からみえる景色がどこか懐かしさも感じさせます。

電車の窓からみえる景色に心踊らせていた子どもの頃を思い出します。

タイアップした京浜急行電鉄って?

東京都港区から品川区、大田区、神奈川県川崎市、横浜市や羽田空港へのアクセス路線など関東の鉄道路線です。

京急との愛称で親しまれているこの電車は車体を赤系の塗装としているそうです。

この曲のメロディは2008年11月より当楽曲が品川駅・羽田空港国内線ターミナル駅で電車接近メロディとして使用されているそうです。

赤い電車に乗りながら、くるりの「赤い電車」を聴いてみたいですね。

【赤い電車/くるり】赤い電車は○○線って知ってた!?初企業タイアップ!懐かしい歌詞&PVに注目♪の画像

京急を代表する車両であった赤い車両のイラストがCDジャケットのデザインに使用されています。

デビュー曲「東京」と16thシングル「赤い電車」

デビュー曲「東京」と「赤い電車」。

どちらの曲も東京について歌われています。

ではデビュー時といったい何が変わったのでしょうか?

まずデビュー曲「東京」の歌詞をみてみましょう。

くるりのデビュー曲「東京」をcheck!

東京の街に出て来ました
あい変わらずわけの解らない事言ってます
恥ずかしい事ないように見えますか
駅でたまに昔の君が懐かしくなります
雨に降られて彼等は風邪をひきました
あい変わらず僕はなんとか大丈夫です

出典: http://lyrics.jetmute.com/viewlyrics.php?id=2260213

くるり・岸田は京都出身です。

だからデビュー曲で「東京」を歌った時、それは故郷への手紙のような歌でした。

この時、岸田にとって東京は完全にアウェイだったのです。

そしてその歌は多くの故郷を離れ東京に出てきた若者の気持ちでもあったでしょう。

そういう感情に対して「赤い電車」ではどう東京は変化したのでしょうか?

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「赤い電車」の歌詞を読む

赤い電車に乘っかって
僕はどこかへ行ってしまいたい
赤い電車は羽田から
僕らを乘せてひとっ飛び
でっかい東京
どこへでも
どこまでも行けるから
君住む街へ
ひとっ飛び

出典: http://lyrics.jetmute.com/viewlyrics.php?id=941616

この歌詞ではタイアップということもありますが、東京がひょっとするとホームになりつつあったのかもしれません。

嫌なことがあったらふらりと赤い電車に乗って、君の住む街へ行く。

故郷を離れて、大きな街・東京のどこでも行くことができるというフィールドが広がった感じが伝わってきます。