今ではすっかり大人になった主人公。

大人になる過程でサンタの本当の正体に気づいたという人は数多くいます。

しかし、なんとこの主人公は驚くべきことに、大人になってからサンタがいることに気づいたと話していますね。

主人公にとってサンタさんとは、自分の欲しいおもちゃなどをくれるだけの存在ではありません。

サンタさんとは、愛を伝えてくれる素晴らしい存在なのです。

おもちゃやアクセサリーなどだけが"クリスマスのプレゼント"に該当するわけではないといいたいのでしょう。

最も大事なのは、いつだって気持ちです。

気持ちがこもっていれば、どんなプレゼントでも最高の贈り物になります。

愛を込めてリボンをかける

いま 愛しさに リボンをかけたら
A Very Merry Christmas To You
愛するあなたの うれしい笑顔を
煌めく光が包んで

出典: 愛しさにリボンをかけて/作詞:いしわたり淳治 作曲:木下陽介

歌詞2行目は「とっても素敵なクリスマスをあなたへ」という意味です。

大事な人の幸せな顔を見たいからプレゼントを用意して、愛を込めながらリボンをかける。

これこそ、クリスマスにふさわしいプレゼントといえるのでしょう。

愛をこめたプレゼントというのは、相手にもきちんと伝わるものです。

相手に気持ちが伝われば、きっと自然と笑顔が溢れ出すはず…。

そんな幸せな光景を描いている歌詞であることが分かりますね。

ハグをする2人

くもる窓から 夜空を見上げてる
あなたを 抱きしめて
きっと 世界中でいま 心を澄ませば
空を翔けるベルの音が 聞こえる

出典: 愛しさにリボンをかけて/作詞:いしわたり淳治 作曲:木下陽介

外では夜空が広がり、気温もグッと低くなっています。

しかし、主人公と「あなた」は温かい家の中で、幸せそうにハグをしている様子が描かれていますね。

外の冷たさと、温かみのある幸せな光景…。

この2つのギャップが印象的なフレーズといえるでしょう。

2番の歌詞

ありのままを愛してくれる人

飾りつけられた部屋
不思議なくらい 飾らない 私がいる
揺れる灯を 見つめながら

出典: 愛しさにリボンをかけて/作詞:いしわたり淳治 作曲:木下陽介

2番の冒頭では、クリスマスの装飾で飾られた室内の様子について歌われています。

室内はとても華やかで、きっとツリーやリースなども飾られているのでしょう。

しかし、部屋の飾りつけをした当人である主人公は派手に着飾ったり、背伸びをするようなことはしていません。

そんなことをしなくても、ありのままの自分を愛してくれる人がいるからです。

身近な人へ日頃の感謝を伝えよう

今年ももうすぐ(あと少しで)終わってくけど
忙しく 過ぎてく時間の中で
伝えそびれた(たくさんの)ままの「ありがとう」
この胸に 降り積もる雪のように 残っている

出典: 愛しさにリボンをかけて/作詞:いしわたり淳治 作曲:木下陽介

親、子ども、兄弟、友達、恋人など、身近な人へ日頃の感謝を伝えられていない…。

そんな人は多いのではないでしょうか。

しかし、日頃の感謝を伝えないまま、年を越してしまうのは少々もったいないのではないでしょうか。

せっかくだったら、クリスマスという機会を使って、日頃の感情を伝えてみるのもおすすめですよ!

「空を翔けるベルの音」とは?

いま 愛しさに リボンをかけたら
A Very Merry Christmas To You
きっと 世界中でいま 心を澄ませば
空を翔けるベルの音が 聞こえる

出典: 愛しさにリボンをかけて/作詞:いしわたり淳治 作曲:木下陽介

日頃の感謝を身近な人へ伝えて、愛をこめたプレゼントを渡せば、きっと相手も温かい気持ちになるはずです。

歌詞最終行は、サンタさんのソリの音のことを指しているのでしょう。

きちんと気持ちをこめて、温かい言葉やプレゼントを贈れば、あなたも立派なサンタさん…。

そんな意味が込められているようにも感じられますね。

ラストのサビにかけての歌詞