かけてあげるのは恋の魔法♪
魔法をかけてあげる
呪文の用意はいい?
魔法にかけてあげる
恋する準備はいい?
見つけちゃった
火つけちゃった
パッと見ポッとし
ハッとした時には もう遅い
お揃いの気持ち どんと来い
Don't worry,be happy
どっかのヒロインみたいに
最近もっぱら君のことばかり
詩人の言葉借り
ポエムだって書くし
出典: かけてあげる/作詞:DAOKO 作曲:小島英也,DAOKO
「かけてあげる」ではDAOKOは恋の魔法使いを自称します。
素敵な二人を見つけたら魔法の呪文をかけてしまいます。
魔法にかかった女子は彼のことで頭がいっぱいになってしまいます。
誰にも見せられないようなポエムだって書いてしまいます。
恋の魔法はなんと素敵なのでしょうか。
魔法使いは私じゃなかった
これからの話 長い長い話
一つ残念な話
魔法使いじゃなかった私
世界のここで今
二人キスをしている
魔法にかけてあげる
とっくに効果なんて切れてたの
恋をしていた君は
最初から魔法なんてかかってなかったの
出典: かけてあげる/作詞:DAOKO 作曲:小島英也,DAOKO
最後のバースでネタばらしです。
私は魔法使いなんかじゃなかったことに気付いてしまいます。
恋は魔法とか呪文とかそんな理屈ではなかったのです。
「会いたいな」とか「恥ずかしいな」と思った瞬間、女の子は恋をしているのです。
なんて乙女チックなオチでしょう♪
第3位『ダイスキ with Teddy Loid』
いよいよTOP3の発表です。
第3位は「ダイスキ with Teddy Loid」です。
後にTeddy Loidの「SILENT PLANET」シリーズで2016年冬にMIX違いを発表。
高校生ラップ選手権で鮮烈なデビューをかざったちゃんみなの「ダイキライ」とのEPでした。
自信の持てない自身へ叱咤激励
僕は僕が嫌い 愛せない
声も顔も嫌い 大嫌い
今日も作り笑い 愛せない
過去は死んだ未来 大嫌い
出典: ダイスキ feat.DAOKO/作詞:DAOKO 作曲:Teddy Loid,DAOKO
歌詞はインディレーベル時代を彷彿とさせるDAOKOのダークサイドが前面に。
自信を持てない自分への焦燥。コンプレックスの吐露。
肯定感に溢れた「もしも僕らがGAMEの主役で」とカップリングという挑戦的な試みですね。
さらけ出して君次第で
全部変わる ベール剥がす
ドロドロした 中身暴く
いつの間にか 見失った
宝物は どこにいった
ドキドキした オープニング
思い出して 初期衝動
青い春を ことの最初
それが本当 芯の誠
誰も同じ 堕落 摩擦
かわるがわる回る苦楽
君の人生 誰の人生
一度きりの博打しようよ
出典: ダイスキ feat.DAOKO/作詞:DAOKO 作曲:Teddy Loid
「大嫌い」と「hate」が繰り返される「ダイスキ」ですが最後まで耳を傾けましょう。
全てをさらけ出すことで初めて音楽を始めた時の喜びを徐々に思い出していきます。
「ドキドキしたオープニング」、「初期衝動」、「青い春」が「芯の誠」と気づきます。
一度きりの人生だからどんな自分も受け入れて「一度きりの博打」を宣言するのです。
メジャーデビューという華やかな時期だからこそ初心を忘れないように。
勇気を出せないDAOKO自身への応援歌とも取れるのではないでしょうか。
落ち込んだ時に聴きたい素晴らしい歌詞です。