ワルキューレ「風は予告なく吹く」

【風は予告なく吹く/ワルキューレ】マクロスΔED!流れたのは何話?歌詞の意味を考察!の画像

2016年8月10日にリリースされた2ndシングル

「風は予告なく吹く」は、「絶対零度θノヴァティック/破滅の純情」のカップリングに収録されている楽曲です。

表題曲のどちらも、アニメ「マスロスΔ」の後期OP&EDを飾った楽曲です。

「風は予告なく吹く」は、主人公であるフレイア・ヴィオン役を演じた鈴木みのりがメインボーカルをしています。

新人とは思えないくらいの安定した歌唱力に驚かされること間違いなしですよ!

マクロスシリーズでは主人公の女の子は新人を使うことが定番となっています。

鈴木みのりもなんとオーディションで8000人の中から選ばれたシンデレラガールなんです。

オリコン週間ランキングでは6位、ホットアニメーション部門では1位を記録。

アニメも大詰めを迎え注目されていることがうかがえますよね!

このシングルには1stアルバム「Walküre Attack!」に収録されていた「GIRAFFE BLUES」のインストゥルメンタルがあり内容盛りだくさんです。

作詞を坂本真綾が担当!

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坂本真綾がマスロスに関わっているだけでも、ファンならテンションが上がりますよね。

そう、この楽曲の一番の注目どころは、作詞を坂本真綾が担当しているということでしょう。

鈴木みのりも、このシングルの中では一番思い入れのある楽曲だと語っています。

実は、鈴木みのりが子供の頃から憧れた声優アーティストとして一番に名前を挙げたのが「坂本真綾なんです。

「マクロスF」をみて、坂本真綾や中島愛にほれ込み、自分もそうなりたいと願うようになったそうなんです。

そんな憧れた相手から作詞を担当すると聞いた時には思わず泣いてしまったというエピソードがあります。

マクロスの歌姫になる前からの夢が叶ったこの曲、アニメの重要なシーンでも流れており注目しておきたい楽曲ですね!

アニメ「マクロスΔ」第19話と22話のエンディングを担当

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あらすじ

「マクロス」シリーズをご存知の方には不要かもしれませんが、今回のアニメのあらすじを少しご紹介しましょう。

「マクロス」と言えば、”歌”と”戦争”は外せないテーマですよね。

マクロスΔの世界では、人々を死に追いやるウィルスを”歌の力”で浄化していくのですが、それを歌うのが戦術音楽ユニット「ワルキューレ

今までは”バジュラ”という敵がいましたが、今回は相手も”歌の力”を利用してくるという展開です。

主人公のフレイアは、活発な女の子で今までの歌姫の曲をきいて、ワルキューレに入りたいとメンバーオーディションを受けに密航を行います。

密航を手助けしてくれた少年ハヤテと一緒に行動し、ハヤテはパイロット、フレイアは無事ワルキューレメンバーとなります。

しかしそこで物語動き出します。ある惑星が、”風の歌の使い手”の力をかり、新統合政府に宣戦布告を行ってきたのです。

その敵となる惑星が「ウィンダミア王国」。

このウィンダミアは、少女フレイアの故郷であり、彼女は板挟みになりながらも自分自身が歌う理由を見つけていこうとするのです。

第19話:「Eternal Songs」

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「永遠の歌達」とタイトルにつけられた19話のエンディングに流れるのが「風は予告なく吹く」です。

この回では、”歌”がこの世界でどういう意味を持つのかが分かります。

歌の研究をしている人から、様々な仮説を聴き”歌”は人々を浄化させていくだけの正義の力ではなく、究極の兵器にもなるということを伝えられるのです。

今まで、信じていた”歌”の素晴らしさが主人公の中で揺らぎ始めるのです。

第22話:「極限 ブレイブ」

そして22話では、フレイアが揺らぎの中に答えを見つけます。

そして敵なのにどこか憎めない相手カシムの最後の瞬間が描かれた回です。

カシム&フレイアは、ウィンダミアの生まれであり、このウィンダミアでは「風」というものはひとつの大きなキーワードになっています。

それは時に「心」になり「想い」や「決意」も表現されます。

そういう意味でも、タイトルの「風」には多くの想いが詰まっているように感じますね。

「風は予告なく吹く」の歌詞を紐解く

カバー曲ですが、とても上手です。歌詞も出てきますよ!

30年に一度の星座が近づいてる
眠りたくない
あなたの隣で見届けるまで


歯車がゆっくりと、
ゆっくりと回るのを
感じる
(Can you hear my heart?)
一年が
一日が
一瞬が
何秒かなんて
考えたことないでしょう?

出典: 風は予告なく吹く/作詞:坂本真綾 作曲:北川勝利

マクロスΔの中で、ウィンダミア人は短命だといわれています。

「30年に一度の星座」は、短命な彼らにとってたった一度しか見ることのできないものなのでしょう。

”眠る”という言葉で想像できるのは、”死”

このまま命尽きるのではなく、たった一つの願いを叶えるために命をつないでいるのが分かりますね。

”歯車”=”心臓”で、もうすぐ止まるかもしれないけれど、生きているということを感じているのでしょう。

主人公が大事にしているのは今、この瞬間です。

たった一年があっという間に過ぎていく人もいれば、1日が恐ろしく長く感じる人もいますよね。人間の退官スピードは秒速には当てはまらないもの。

”明日の1日より、今日の1時間が欲しい。”

主人公には時間がないことがわかります。

だから、未来じゃなくて今この瞬間を見てほしいと訴えているのではないでしょうか。

歌詞の全文はこちらにありますので、チェックしてみてくださいね。