ナナイロの意味
最後の色は?
ここからは歌詞を少し深読みしていきます。
この曲を歌っている彼女は、旅の中でいろいろな色に染まって成長していきますね。
歌の中で出てくる色について見てみましょう。
春色、夏色、秋色、冬色、旅色、かわい色。
これらの6色になります。
1色足りないですよね。
この最後の色について語られているのが、サビの部分になります。
私は何色になるの?
きっと何にだってなれるはずの
旅して 恋もして 行きたい場所に 会いたい人に
トキメク いつも自由 ナナナナナイロ
出典: ナナナナナイロ/作詞:中田ヤスタカ 作曲:中田ヤスタカ
「旅」は旅色。
「恋」はかわい色。
「行きたい場所」は春夏秋冬の色。
そして「会いたい人」はキミ色。
「これから私はあなた色にも染まれるんだよ」と少し告白めいた意味があるんです。
直接言わないあたりが、照れ隠しをしているようでとても可愛らしいですね。
早く彼女の気持ちに気づいてあげてと、キミを応援したくなります。
歌詞に隠されたもう一つの意味?
新曲のリリースは喜ばしいものですが、一方でファンはある不安を漏らしています。
この曲は近い将来Perfumeが終わることを暗示しているのではないか?
ファンの間ではまことしやかにそんな噂が流れています。
一つだけ雰囲気の違う歌詞
Perfumの曲は声やエフェクト音を加工することによって、ボカロのような電子的な曲が多いです。
それはPerfum自体が近未来を意識しているからでしょう。
そろそろ未来に帰らなきゃ
出典: ナナナナナイロ/作詞:中田ヤスタカ 作曲:中田ヤスタカ
何気なく聴いていても、このフレーズが印象に残った人は多いのではないでしょうか?
普通の曲では、ここから未来や彼女に物語を広げていきそうです。
しかしこの歌はそのことについて一切語りません。
そのことが余計に、このフレーズを曲中で浮いた存在にしています。
深読みしすぎ?
考えすぎじゃないの?と思われるかもしれません。
しかし、作詞をしている中田ヤスタカさんは歌詞にメッセージ性を込めることで知られています。
その例として良く知られているのが、Perfumeが初の武道館公演で熱唱した「Dream Fighter」でしょう。
リリースの時期と同じくして、Perfumeは自身の夢であった日本武道館公演を行っており、メンバーは「今のPerfumeに対するストレートなメッセージにもなっていて、びっくりした。」とコメントしている
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Dream_Fighter
歌の中で一つだけ空気感の違うフレーズ。
曲の世界観だけでなく、Perfumeのことを考えて作られる歌詞
いずれも、ファンにとっては「もしかして?」を思わせます。
深読みしてしまうのも無理ありませんね。