本多忠勝が振るったとされる、天下三名槍のうちの1本。演じるのはSpiです。
豪快でちょっぴり天然、刀ミュではそんな位置づけで描かれていました。
蜻蛉切も村正刀派の1振なので、同じ村正である千子村正を気にかけています。
物吉貞宗(ものよしさだむね)
徳川家康の愛刀。演じるのは横田龍儀です。
徳川家康に幸運をもたらしたとされる短刀。
徳川家康の一生を描くみほとせ公演のキーパーソンでもあります。
大倶利伽羅(おおくりから)
伊達家に伝来する打刀。演じるのは財木琢磨です。
馴れ合うことを嫌う一匹狼タイプの刀剣男士。
劇中でも一番セリフが少ないものの、本編を通じて"人の心"に触れていくことになりました。
ずっとツンツンしていた大倶利伽羅が、終盤で一度だけ柔らかい笑みをこぼすシーン。
ほんの一瞬ですが、あの1秒にも満たない時間で大倶利伽羅に堕ちた審神者も多いかもしれません。
「勝利の凱歌」は出陣曲
楽曲のイントロ、法螺貝の音が鳴り響き戦の始まりを告げます。
本編でも、これから戦いが始まるぞ!という物語の序盤でこの「勝利の凱歌」が歌われました。
「勝利の凱歌」パート割&歌詞解釈
刀剣男士の意義を歌うAメロ
この道はどこに続く たとえ地獄とわかっても
ただ前に 進むのみ 阻む敵みな 薙ぎ払う
この胸にたぎる闘志 剥き出しの刃(やいば)に込めて
貫けば 光射す 正しき歴史 守り抜け
鯉口切れば 電光石火 風を切る
瞬きする間も 与えぬ一撃 行くぞ 倒せ
刃紋に宿る 我が魂
出典: 勝利の凱歌/作詞:茅野イサム 作曲:篤志
では本題の歌詞の解説をしていこうと思います。
"この道~"は石切丸のパートです。
本編では一番苦しんだであろう石切丸。
隊長として、苦しい展開が待っていることも、出陣前に薄々気付いていたかもしれません。
地獄が待っていたとしても、任務をまっとうするために前に進むのみ。
それが刀剣男士なのです。
"ただ前に~"は千子村正が歌います。
"この胸~"は物吉貞宗のパート。
ニコニコした笑顔がチャームポイントの物吉貞宗が、好戦的な歌詞を歌うのでギャップがあります。
徳川家康が戦にラッキーアイテムとして物吉貞宗をよく帯刀していたという話が残っています。
戦場をたくさん経験していると思うと、この好戦的な歌詞も納得です。
"貫けば~"は蜻蛉切が、刀剣男士の存在意義について歌います。
なによりもまっとうしなくてはならいこと、それが正しい歴史を守ることなのです。
"鯉口~"はにっかり青江のパート。
"鯉口を切る"とは、刀を抜く前に親指でちょっとだけ鍔(つば)を押す動作のことです。
カチャッという効果音がついたりもするアレです!
こうすることで、まさに"電光石火"で刀が抜けるようになるのです。
続く"瞬き~"は大倶利伽羅のパート。
素早い殺陣で敵をなぎ倒していく姿が浮かびます。
"刃紋~"は再び石切丸のパート。
歌詞の内容は、文字通り刀剣男士という存在について歌っています。
刀剣男士の魂は刀に宿るもの、という根幹を力強く歌い上げているパートになります。
勇ましく勝利を歌うサビ
さあ 拳を上げろ
惜しむ命が あるものか
行け 大地を蹴って
この修羅の道 ひたすらに走り抜け
弱音吐くな 辛くとも
いざゆかん ただ 使命胸に
上げろ さあ 勝利の凱歌
情けは無用だ 力を放て今
出典: 勝利の凱歌/作詞:茅野イサム 作曲:篤志
サビは全員で歌います。力強さを感じる歌詞です。
任務中には"修羅の道"ともいえる状況もありました。
誕生から見守った松平信康を史実通りに亡き者にしなくてはならない。
何十年と徳川家に家臣として仕え、人間の側で人間として過ごしてきた6振。
いくら付喪神であったとしても、それだけの年月を過ごせば情が移らないわけはありません。
だけど彼らは刀剣男士としての任務を放棄するわけにはいかないのです。
"情けは無用"だと歌う彼ら。
これから始まる任務でどんな出来事があっても刀剣男士として戦い抜く。
そんな決意を感じられるサビではないでしょうか。