目を醒ませ
僕らの世界が何者かに侵略されてるぞ
出典: UNION/作詞:大石昌良 作曲:大石昌良
記憶喪失になった裕太は記憶が無いながらも日常に戻ろうとしていました。
しかし、怪獣によってその穏やかな日常は壊されていくことになります。
グリッドマンの「使命を果たせ」という呼びかけはこの冒頭の歌詞に繋がるものでしょう。
作り物のような日々
作り物のようなこの日々に
僕らのS.O.Sが加速する
何かが違うと知りながら
見慣れた空 同じ景色に今日が流れてく
出典: UNION/作詞:大石昌良 作曲:大石昌良
一番初めの怪獣を倒した後、崩壊したはずの学校は元に戻っていました。
そして、怪獣が町を破壊したはずなのに、誰もそれを覚えていないのです。
「グリッドマン同盟」以外の人々は何事もなかったかのように日常を送っています。
その違和感をとても不気味に感じる3人。
「誰か助けて」
まだ子供な部分もある高校生ならば、こう思ってもしかたないことでしょう。
しかし、危機が迫っていることを知っているのは「グリッドマン同盟」の3人以外いないのです。
大事な人を思い出を失くしたくない
あの日の誓いってなんだっけ
教室で何を語ってたっけ
このままじゃ約束まで消えてしまう
出典: UNION/作詞:大石昌良 作曲:大石昌良
さらに、クラスメイトが何人か消えてしまい、ショックを受ける裕太達。
彼らの家を訪ねても、高校へ進学前に亡くなったことになっていました。
つい昨日まで学校に来ていたのに…
ヒロインである六花は特にショックを受けており、これ以上、犠牲を出したくないと思うようになります。
もし次の犠牲者が自分の親友たちだったら…?
一緒に過ごしたかけがえのない思い出も消えてしまうの?
そう考えると胸が苦しくなるのです。
同盟を結成!
目を醒ませ
僕らの世界が何者かに侵略されてるぞ
これは訓練でも リハーサルでもない
覆われた日常というべールを 勢いよく剥がしたら
戦いの鐘が鳴る
それじゃとりあえず同盟を結ぼうか
― 君を“退屈”から救いに来たんだ!
出典: UNION/作詞:大石昌良 作曲:大石昌良
印象的なサビ部分です。
普段は平和な光景ですが、ひとたび怪獣が出現すると町は戦場へと変わります。
怪獣から町を守るのは「グリッドマン同盟」しかできないことです。
そのことを自覚した3人は同盟を結んで、怪獣に立ち向かっていくことになります。
怪獣から人々を守るという目的。
もちろんそのために戦っています。
しかし、「グリッドマン」という非日常的な存在にワクワクしているのも事実。
特に、裕太の友人・内海はその傾向が強そうです。
また、最後のフレーズは視聴者に対して呼びかけているとも受け取ることができそうですね。
大人への呼びかけへ
過去の栄光にすがる人へ
ニセモノみたいな思い出に
「昔は良かった」って指を差す
虚しいだけと知りながら
悟ったフリ 見て見ぬフリで傷を隠してく
出典: UNION/作詞:大石昌良 作曲:大石昌良
「あの頃に戻れたら…」
人生につまづいた時、つい良かった時期を振り返ってしまうときもありますよね。
果たして、本当にその過去に戻ったとしても、想像していた通りの美しいものなのでしょうか。
一時でも調子が良かった時期…過去の栄光があることを心の支えにしている…
本当は過去の栄光をどれだけ想ったり、自慢しても過去に戻れるわけではありません。
そのことに気づいていながらも、過去にすがってしまうということを歌っているのです。