青春感満載の「逆さまのLady」
三月のパンタシアといえば、ほとんどの曲が甘酸っぱい青春曲。
今回紹介する「逆さまのLady」も多感な年ごろの少女の心情を書いた歌詞が特徴的です。
みあさんの透き通った歌声でさらに爽やかな感じもでて曲の世界観を引き立たせてくれます。
明るいだけじゃない?決意を綴った歌詞も必見
「逆さまのLady」は明るく、元気な曲というだけではありません。
歌詞の中には人の複雑な心情も表現されており、すごく共感できる歌詞になっております。
落ち込んだ時に聴くと心が軽くなるというようなコメントも多く残されており、人に寄り添える楽曲の1つです。
「逆さまのLady」MV解説
2枚のイラストで構成されている
「逆さまのLady」は走り出すポーズと座り込んで丸まっている少女の2種類が使用されています。
この2枚のイラストをメロディに合わせてポップに仕上げているようです。
座っている少女と走り出している少女。
真逆の行動ですが、この相反するポーズがリアルに少女の心の中で存在しているのでしょう。
行動するのが怖い自分と、自分がやってみたいように動きたい自分。
自分から行動するというのはなかなか勇気がいるものです。
本当はやりたいんだけど…勇気がでない。
そんな少女の心情を表しているように捉えることができます。
表情の違いに注目
三月のパンタシアで登場している少女はどこかぼんやりしているような表情が多い印象です。
今回の楽曲も三月のパンタシアのキャラクターだから、という理由で片付けてしまっても違和感はありません。
しかし座り込んで伏し目がちになっている少女と、走り出して前をしっかり向いている少女。
2つを見比べると、座り込んでいる少女の時の方がどこか悲しい表情をしていることが分かります。
なかなか前に進むことができない自分に悲しくなっているようにも感じられる表情です。
もしくは実際に何か悲しいことがあったのかもしれません。
とにかく自分の現状に満足していないという意図がイメージできます。
逆に走り出している方のイラストは、前をしっかり見据えています。
どちらも口の表現がないので、感じ方は人によって大きく変わるかもしれません。
それでも、走り出しているイラストの方が前向きで明るい印象をもつことができるでしょう。
どちらも大切な自分
この2枚のイラストはどちらも大切な少女の1部を表現したものになります。
座っている時が悪くて、走り出している時が良いというものではありません。
座り込んで自問自答をすることで前に走り出すきっかけを作ることができます。
走り出すと今までとは違う世界が見えて、少しずつ少女の理想へ進むことができるでしょう。
座っている時間があるからこそ、前に進むことができる。
立ち止まりながらでも、前に進みたいという意志があれば成長することができます。
鏡の意味は?
MVの途中で2回ほどでてくる鏡。
1番では座り込んでいる少女が鏡の中におり、2番では走り出している少女が映っています。
見つけたい 見てみたい もうひとりの自分
出典: 逆さまのLady/作詞:yuiko 作曲:堀江晶太