あなたの気持ちが分からない
こんなに想っている
時間は止まってくれない
空っぽの心は あなたの気持ちを
まだ見つけられない
出典: LOVE & TRUTH/作詞:YUI 作曲:YUI
石飛リュウに思いを寄せるも、彼の気持ちが分からずにモヤモヤとしている…。
物語の中で堀井香恵は、行動しても空回ってしまうことの繰り返しでした。
「何が起こっているのか」が分からないとき、漠然とした違和感を感じることがあります。
それをここでは表現しているのではないでしょうか。
考え込んでしまう
同じ絵を二度と描くことは出来ないのに
アタシの感情は ただ繰り返してばかり
出典: LOVE & TRUTH/作詞:YUI 作曲:YUI
イラストレーターである石飛リュウと掛け合わせた「絵」を使った表現が素敵ですね。
過去に戻ってやり直すことはできません。
それなのに、何度も思い返しては「あれでよかったのかな?」と考え込んでしまう…。
分かってはいるのに考えしまうのは、恋において誰もが経験することですね。
あなたを「意識」している
"あいのうた"を聴かせてよ
その横顔 見つめた
あなたのこと知りたいよ
もう出逢ってしまったの
出典: LOVE & TRUTH/作詞:YUI 作曲:YUI
恋は「意識」した時に突然動き始めます。
映画の中でも「意識」することで「出逢い」が生まれるという表現がありました。
ここでまでの歌詞で、相手の事を思い浮かべるようになってきた過程が読み取れます。
これこそが「意識し始めている」ということなのでしょう。
それを映画の演出になぞらえて「出逢ってしまった」と表現しているのですね。
「出逢い」には特別な運命がある
どんなに寂しくても
また会える気がしているから
理由なんていらない
引き返せないことを知っている
出典: LOVE & TRUTH/作詞:YUI 作曲:YUI
2人の出会いは必然だから、何度でも巡り合える。
そう歌っているような印象です。
不思議と「ご縁」ともいわれる運命の巡り合わせを感じることがあります。
何度もバッタリと合ってしまう相手っていませんか?
筆者は何人か覚えがあります。
どんなに距離を感じて寂しくなっても、なぜか不思議と安心感がある…。
理屈ではない人との繋がりを表現しているのだと思います。
真実を受け入れる
このままでは終わらせない
このままじゃ忘れ物になってしまうでしょ?
アタシの感情は 涙の奥 輝いた
出典: LOVE & TRUTH/作詞:YUI 作曲:YUI
物語のラストで、堀井香恵はあらゆる迷いを断ち切り、行動に移します。
「出逢い」と聞くと人と人が対面することを想像しがち。
しかし、この映画の中ではノートを介して既に亡き持ち主と出逢います。
そして、持ち主が教師として教えていた生徒との関わりも生まれました。
持ち主が務めていた小学校へ行くという堀井香恵の行動。
そのおかげで「亡き持ち主の忘れ物」となっていたノートに意味が生まれたともいえます。
このフレーズではそんな堀井香恵が行動を起こすきっかけとなった瞬間を綴っているのです。