2枚目の1番目

再出発

嵐【Theme of ARASHI】歌詞の意味とラップの韻を解説!「小さい予報士」とは誰のこと?の画像

は2001年にレコード会社を「J storm」に移籍しています。

移籍して最初のアルバムが「HERE WE GO!」。その冒頭の曲が「Theme of ARASHI」。

J stormはジャニーズ事務所がのために設立したレーベルです。

アルバムタイトルの「HERE WE GO!」つまり「僕らは行く」。

新レーベルでの新たな決意表明が込められたタイトルになっています。

そしてそのアルバムの1曲目が「Theme of ARASHI」。つまり「のテーマ」です。

嵐のテーマ曲

嵐【Theme of ARASHI】歌詞の意味とラップの韻を解説!「小さい予報士」とは誰のこと?の画像

嵐を象徴するという意味でのテーマ曲といえばやはりデビュー曲の「A・RA・SHI」でしょう。

嵐がデビューした1999年はまさにジャニーズJr.ブームの絶頂期

そうした中でジュニアの選抜メンバーで構成されたのが嵐でした。

デビュー当時は当然のように注目を集めますが、2001年頃にはジュニアのブームも徐々に下火になります。

そしてそれに連動するかのように嵐の人気も下降線をたどるのです。

どうしてもジャニーズJr.からの選抜グループという印象が強かったのでしょう。

もちろん、この時期にも名曲は多くあります。

プライベートレーベル「J storm」の設立とレコード会社移籍はそうした状況を打破するため。

そしてグループとしての方向性の模索していきます。

HERE WE GO!」はそうした時期のアルバムです。

そのアルバムの1曲目が「Theme of ARASHI」、嵐のテーマです。

改めてグループとしてのテーマを打ち出した曲ともいえるでしょう。

LIVEとアルバム

曲調

曲は60年代アメリカB級サスペンス映画の音楽のようなイントロで始まります。

一転してファンタジー映画のようなオーケストラによるインストゥルメンタルへと移行。

そしてブレイクが入り、ジャズラップの曲となります。

歌詞が入るジャズラップ調の前までをイントロと考えると、イントロだけで1分30秒以上。

もちろんこの長いイントロと曲調の変化はアルバムとしての演出です。

つまりLIVEやショーを意識した構成で聞き手にアルバムの世界に入ってもらおうとしています。

B級映画風の部分ではまだ会場は暗いまま、曲調の変化で照明が入り、アーティストが登場。

そしてそのまま1曲目がスタートします。そんなイメージでしょうか。

一方で変化するそれぞれの曲調の選択は「大人っぽさ」を意識しているのは間違いないでしょう。

アルバム「HERE WE GO!」が発売されたのが2002年7月です。

最年長の大野智が21歳、最年少の松本潤が18歳。すでに少年ではありません。

ジャニーズJr.から出たグループというイメージを振り払い、「嵐」という自立したグループを目指す。

つまりもう一度、グループとしての方向性、テーマを決め直す時期にありました。

だからこその「HERE WE GO!」「行くぜ!」という宣言です。

その1曲目「Theme of ARASHI」は新しい嵐としてのテーマを掲げたものなのです。

SHOW

嵐のラップ担当といえば櫻井翔。歌だけでなくラップ詞の多くを彼が作詞しています。

作詞家・櫻井翔のデビューアルバムがこの「HERE WE GO!」。

SHOW名義で「Theme of ARASHI」と「ALL or NOTHING 1.02」を手掛けています。

嵐はデビューこそ華々しかったものの、人気が低迷した時期もありました。

このアルバムが発売されたのはまさしくそうした時期です。

この時期、嵐は5人だけで毎晩のように「嵐」について語り合っていました。

そうした中で発表された「Theme of ARASHI」。

そのラップ詞はメンバー自身による嵐としての目標、あり方を再定義したものです。

歌詞の考察

登場

Ara (ara) shi ga (shi ga) yatte (yatte) kuru (kuru)!
Get ready! We gonna have a party
Ara (ara) shi ga (shi ga) yatte (yatte) kuru (kuru)!
Get ready! Why don't you join us

出典: Theme of ARASHI/作詞: Masayuki Iwata Rap詞:SHOW 作曲:Masayuki Iwata・Larry Hochman

一見、全て英語のように見えますが英文は2行目と4行目だけです。

英文部分を意訳すると

2行目"準備はいいかい、パーティを始めよう"

4行目"さあ、一緒に楽しもう"といった感じでしょうか。

ショーやライブの冒頭、オーディエンスを煽って盛り上げようとするイメージです。

この曲のラップ以外の歌詞はほぼこれだけです。

サクラップの作り方