48フォーエイトの【えがおの芽】が誰もが感じるもどかしさを和らげてくれる

楽曲を作って公開するのは、もはや音楽系アーティストだけではなくなってきています。

TikTokerやYouTuberから、人気の高い楽曲が生まれる機会も増えてきました。

今回ご紹介する【えがおの芽】も、そんな1曲といえるでしょう。

曲を手掛けたのは、「48フォーエイト」という大人気グループYouTuberなんです。

メンバー8人それぞれが、TikTokでも活躍しているというマルチぶり。

他のSNSも総合してのフォロワー数は、何と1000万人以上にも上っています!

2021年にはYouTubeでのチャンネル登録者数100万突破を目標にしている、勢いのあるグループです。

そんな彼らが2020年にリリースした【えがおの芽】は、誰もが共感を得る楽曲であると思います。

人々が繋がりを断つことを強いられ、孤独に苛まれた時がありました。

世界中の誰もが不満やもどかしさを抱え、苦しい思いを経験したことでしょう。

今もなおそんな思いに囚われてしまっているなら、この楽曲をぜひ聴いてみましょう。

心に重くのしかかるものが、少しは和らぐかもしれません。

ステイホームの中で考えること

48フォーエイト【えがおの芽】歌詞の意味を考察!選ばなくてはならないこととは?えがおのもつ力に迫るの画像

この楽曲のMVは、始めはミニドラマのような雰囲気でスタートするのです。

48フォーエイトのメンバーがそれぞれ寂しそうな感じで1人、部屋で過ごしています。

グループのリーダーを務める「こたつ」さんもそれは同じで、ベランダに出て外を見ています。

そこへ仲間から近況を尋ねるメッセージが来て…という筋書きです。

そんな過ごし方も、慣れっこになりつつあります。

慣れたからといってしかし、孤独を感じないわけではありません。

家で1人で過ごす中で、48フォーエイトの彼らは何を感じ、何を考えていたのでしょうか。

1人で過ごしているから考え込んでしまう

しあわせってなんだろう
空見上げ答え探した
難しいことばかり
考えてしまう毎日です

出典: えがおの芽/作詞:音羽 作曲:音羽

「会いたくても会えないよね」

メンバーのそんな気持ちを垣間見たこたつさんは、部屋の中に駆け込んでパソコンを開きます。

オンラインで、メンバーの顔を見るためです。

MVのそんなシーンもまた、今ではすっかりお馴染みといえるでしょう。

そうして、【えがおの芽】が始まります。

このパートで歌われている歌詞は、まさにこたつさんの心境を表していると思われます。

会いたい人とも会えない状況の中では、しあわせの意味も曖昧になってしまいそうです。

考えを話す相手も傍にいないので、思考を煮詰める結果になってしまうのでしょう。

大切なものは本当はとても単純で

大好きなもの 守りたいもの
笑顔にしたい人がいる
それだけで

出典: えがおの芽/作詞:音羽 作曲:音羽

1人でいると、物事をあれこれ難しく考えてしまいがちです。

しかし、本当に大切に思うべきことは、案外単純だったりするのではないでしょうか。

引用歌詞の1行目で示されているもの、2行目でいわれている人がそれに当たります。

そういう存在があることをありがたく思えばいいんだと、こたつさんが言っているように思えます。

前に進む力をくれるもの

笑って 泣いて また笑ってを繰り返して
乗り越えるのさ
涙枯れるまで注いだら
笑顔の芽が顔出すはずさ
何度でも泣いて そのたびに笑って
一歩ずつ前に進もう

出典: えがおの芽/作詞:音羽 作曲:音羽

こたつさんの歌から始まり、徐々に他の7人も楽曲に参加して歌っていきます。

48フォーエイトの8人全員がオンライン上に揃ったところで、みんなでサビを合唱するのです。

それぞれの歌声が美しく重なり、心に染みるハーモニーを生み出しています。

泣き切ることも時には必要

何かしんどいことがあった時、ただニコニコ笑って乗り越えるのは至難の業でしょう。

恥ずかしくても情けなくても、大きな声で泣くことも必要なのかもしれません。

それが難局を打開する力を与えてくれるのだと、引用歌詞1~2行目を聴くと分かります。

本当に辛い時は、涙が出るのに任せて泣くことも重要だと思います。

気が済むまで泣いたら、自然と前に進もうという気持ちが出てくるものではないでしょうか。