安室 奈美恵「Hero」オリンピックのテーマソング！歌詞に込められた思い

4年に1度のオリンピックは、いつもアスリートたちの熱いドラマがあって胸を打ちますよね！

2004年のアテネ大会ではゆずの「栄光の架橋」、2012年のロンドン大会ではいきものがかりの「風が吹いている」などオリンピック放送テーマソングを聴くと当時の感動が甦ってくるのは私だけでしょうか？

オリンピック放送テーマソングでは、夢の舞台に立ったアスリートや応援者たちの思いを乗せた数々の名曲が生まれています。もちろん、この「Hero」も素晴らしい楽曲になっています。

ハイクオリティな歌と一糸乱れぬパフォーマンスで、NHKリオデジャネイロオリンピック・パラリンピック放送テーマソングを歌うアーティストに選ばれた安室奈美恵さん。

その力強い歌声と、高い表現力が注目されたようです。

「Hero」の作詞・作曲を手掛けた2人を紹介します！

今井了介さんは、安室奈美恵さんの他にも、浜崎あゆみさんや、宇多田ヒカルさんなどの人気アーティストの曲を手掛けている音楽プロデューサーです。

他にも音楽に関することならなんでもやっているので、作曲家・編曲家など様々な顔を持っています。

 HIP HOPやR&Bを中心に多くの曲を作っていて、音楽を通じてチャリティーを行ったり、フィリピンやガーナに楽器のプレゼントを送るなど積極的に社会貢献しています。

安室奈美恵さんの音楽に、クラブミュージックを追加し、現在の「Namie　Amuro」を作った人ですね。

安室奈美恵さんによるスペシャルプロジェクト「SUITE CHIC」に参加しています。

SUNNYBOYさんは、安室奈美恵さんの12枚目のオリジナルアルバム「_genic」に収録されている「FLY」という曲で作詞・作曲に参加していました。

作曲だけでなく、ボーカルダビング・英訳詞・編曲・プロデュースなどを手掛けた100曲以上の作品があり「驚異の新世代」と呼ばれているSUNNYBOYさんは、他にも、三浦大輔さんや、東方神起さんなど人気アーティストの曲を手掛けています。

幼いころにハワイで過ごしており、日本とアメリカの音楽が混ざったような独特の音楽観を確立しています。

荘厳でスローテンポなオープニングから始まります。この雰囲気も、オリンピックにぴったりですね。

この「Hero」という曲の中には、何度も「I'll be your hero」というフレーズが出てきます。

直訳すると「わたしはいつかあなたのヒーローになるだろう」となりますが、「いつかあなたのヒーローになるため頑張るから」という方がしっくりきますね。

繰り返すことで、まだヒーローになれていないけど「いつか必ず！」という自分を鼓舞する強い思いが感じられます。

「いろんな色で染まる世界」というのは、四季のことじゃないでしょうか。さくらのピンクや、新緑の若葉、紅葉の紅、そして雪の白。

季節を何度もわたる中でアスリートは、とても孤独な闘いを強いられます。自分自身と向き合うことが多い勝負の世界で、後悔することもあるでしょう。

それでも、「振り向かなくていい　今までの君のままで進めばいいから」と優しく応援してくれた人の声を信じ、練習に打ち込んできた姿が目に浮かびます。