TETORA「ずるい人」の歌詞を解釈！これは悲しい曲？ずるい"君"との関係性を歌詞から紐解く！

しゃがれた声で「ずるい！」と歌っている女の子はいったい誰？

何気なく耳にして「何？この曲」と驚いた人も多いでしょう。

TETORAの「ずるい人」。

2018年10月3月発売の自主制作デモシングル「イーストヒルズ」のカップリング曲です。

大阪発の3ピースガールズバンドでボーカル＆ギターは上野はゆねさんといいます。

「ずるい人」はずるい曲！

こんなにかわいいハスキーボイスで「ずるい！」と歌われたら切なくなります。

でもこのスルメ曲。聴けば聴くほどわからなくなるんです。

いったい何がずるいの？どこがずるいの？ずるい「君」との関係性は？これは本当に悲しい曲？

TETORA「ずるい人」のこうした謎について歌詞の意味を紐解きます。

それでは「ずるい人」の歌詞をじっくり見ていきましょう。

イントロもなくいきなり始まるボーカル。ワンフレーズでガツンと心をつかまれます。

「君に書いた歌」を「本人が歌っている」状況……。

誰かのために歌を書くなんて、必ずしも誰もがすることではありません。

どうやら「ずるい人」という曲の主人公はバンドをやっている女の子？

もっというと「ずるい人」を歌っている本人。つまりTETORAの上野はゆねさん（という設定）？

そう推測されますが、バンド女子でなくても歌を書く可能性はあるので断定はできません。

ちなみにミュージシャンの男性が女性に歌を書いてプレゼントするのは実際にある話です。

タレントで俳優、ミュージシャンでもあるDAIGOさんの奥様といえば女優の北川景子さん。

DAIGOさんが北川景子さんのために書いたプロポーズソングといえば「KSK」（結婚してください）。

もし北川景子さんが「KSK」をまるで「自分の歌みたいに」歌ったと仮定したら……。

とくに問題はないでしょう。ハッピーな歌ですし、ご結婚されましたから。

でも「ずるい人」の場合はすべて逆。

「君」のために歌を書いたのは女性。「自分の歌みたいに」歌うおそらく「君」は男性。

「本人が歌う」「気に入って歌う」というフレーズもあるので「君」もバンドマンかもしれません。

あるいは人前ではなく、女性と一緒にいる時に歌っているということ？

いずれにしてもハッピーな歌ではなく「悲しい曲」なんだとか。

どうやらバンド女子＆「君」はDAIGOさん＆北川景子さんみたいな幸せな関係ではなさそうです。

女性が「君」のために書いた「悲しい曲」を、「君」は「気に入って」歌っている？

その女性はバンド女子ではないか？と推測される。ここまでの状況はひとまずつかめました。

ただどうして女性は「君」に「もっと嫌がったり悲しんだりして」欲しいのか？はまだ謎。

その理由は「悲しい曲」だからと念を押されるのですが……。

心情は提示されるのに状況は不明。

このあたりが「ずるい人」という曲を聴けば聴くほどわからなくなってくるポイントです。