目移りしてた ひと夏のシュガー
出典: ノンシュガー/作詞:はっとり 作曲:はっとり
様々な女性との恋愛を妄想してきた主人公。
しかしそんな浮気性のツケが回ってきたのか、妄想上の恋人達に追いかけ回される事になります。
今更助けを求められる相手なんていません。
けどそこへやってきたのは最初の妄想彼女でした。
自分の事を心の底から愛してくれている存在がいた事に気づいた主人公。
再び彼女への愛を再確認した後、無情にも現実世界で目を覚まします。
ここでの「シュガー」とは、主人公が気づいた本当の愛の事を示唆しているのでしょう。
「ノンシュガー」のように甘くない妄想の愛ではなく、「シュガー」のように甘く満たされる本当の愛。
ついに本当の愛を手にする事ができたのです。
しかし妄想の世界から目が覚めた彼の前に広がっているのは虚しくも誰も居ない現実世界でした。
主人公は本当の愛に気づくと同時に、自分を愛してくれる相手など存在していない現実世界に帰ってきてしまったのです。
突然現れた歌の中の季節を表す歌詞は、主人公の現実世界への帰還を示した言葉だと思われます。
妄想から現実世界へ戻ってくる事ができた主人公はこれからどうなっていくのでしょうか。
再び甘い愛を求めて妄想にふける生活に戻るのか、それとも本当の愛を胸に現実世界の自分をやり直していくのか…。
それはきっと目が覚めたばかりの主人公にもまだわからない未来の話なのでしょう。
最後に
いかがでしたか?
「ノンシュガー」は愛を求めた彼の甘くない妄想劇を歌った楽曲でした。
忙しい日々の中で安らぎを求め、現実では決して叶えられないような妄想を繰り広げてしまう事もあります。
この歌の主人公はそんな今を生きる我々の姿を写し出しているのかもしれません。
現実の厳しさを我々に伝える為に「ノンシュガー」というタイトルをこの楽曲につけたのでしょう。
そして妄想と現実の間にある理性を再確認できるような楽曲になっています。
マカロニえんぴつからのまっすぐなメッセージを是非心から堪能してみてください。
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2012年の結成以降、横浜、東京のライブハウスを中心に積極的にライブ活動を行ってきたマカロニえんぴつ。全員が音楽大学出身だけあって各メンバーが奏でる楽器の音色はクリアで繊細。高い演奏技巧とボーカルはっとりの語りかけるような優しい歌声がみごとにマッチしたライブを展開しています。
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