【薔薇のように咲いて 桜のように散って/松田聖子】YOSHIKI提供曲の歌詞を解説！美しいPVは必見

前シングル曲から約1年ぶりにリリースされた82作品目になる「薔薇のように咲いて 桜のように散って」。

この曲は2016年7月から放送されたドラマ「せいせいするほど、愛してる」の主題歌になりました。

武井咲演じる栗原未亜と滝沢秀明演じる三好海里の禁断の愛を描いたストーリーで注目されたドラマです。

「薔薇のように咲いて 桜のように散って」自体は、ドラマの主題歌用に作られたものではありませんが

情熱的で切ないストーリーのドラマにぴったりな楽曲になっています。

曲中にはドラマの内容にリンクする歌詞もあり、曲を聴いて目が熱くなった

というドラマファンも多いのではないでしょうか。

「薔薇のように咲いて 桜のように散って」が発表されたとき、80年代を代表するアイドル歌手と

世界的に活躍する音楽家YOSHIKIのコラボレーションに衝撃を受けたことでしょう。

2人のファンでなくても「お、これは凄い曲なのでは？」と注目した人も多いはずです。

実は、松田聖子が直々に楽曲を作ってくれないかと相談したことをきっかけに実現した奇跡のコラボレーション！

2人が出会ったのは2015年の紅白歌合戦のときのことで、後日改めて食事をしたときに楽曲依頼をしたそうです。

いまとなってはドラマ「せいせいするほど、愛してる」の主題歌として有名になりましたが、

楽曲制作当時は主題歌になることも決まっていなかったため、一からイメージを固めていったそうです。

曲を作るにあたって重要視したことは”日本らしい曲”と”松田聖子が歌う曲”。

最近日本での活動も再開してきていますが、YOSHIKIは基本的にロサンゼルスを拠点としているため、

音楽も海外向きのものが多いです。そういうこともあって、今回松田聖子から依頼を受けた際に

せっかくだから久しぶりに日本らしい曲にしようとコンセプトを決めたそうですよ。

曲名には日本人が愛する”桜”を入れ、ゆったりとした曲調は

平和で長閑な日本を彷彿とさせる美しい曲になっています。

ピアノの伴奏が良い感じに日本らしさを演出していると思いませんか？

そして、松田聖子さんが歌うことを前提にキーの調節もしたようです。

当たり前といえば当たり前の話なのですが、松田聖子の高音の良さを最大限に引き出した構成は

さすが世界で活躍する音楽家YOSHIKIが作る曲といったところですね♪

松田聖子の声とバックの音楽が喧嘩せずにスッと耳に入り、心地よい音が響き渡ります。

YOSHIKIのファンであれば、彼の音楽への愛やこだわりがとても強いことはご存じだろう。

今回の楽曲「薔薇のように咲いて 桜のように散って」でもその音楽愛が炸裂しています。

作詞作曲だけでなく編曲はもちろん、ボーカル以外の楽器演奏もYOSHIKIが担当するという凄業。

曲にはそれぞれ細かい設定や大切にしたいイメージが込められていますが、

作曲していない他人にとっては曲を作った人の想いを忠実に受け取ることって難しいですよね。

YOSHIKIの場合、自分のイメージを言葉で人に説明するのが大変なので、何度も説明するくらいならば

全部自分でやればいいじゃん！というスタイルです。

これはどんな楽器でも使いこなせるYOSHIKIだからできる凄技ですね。

そして、YOSHIKIの癖でもあるもう少し手を加えたい病も炸裂！

X JAPANファンであれば有名な話ですが、YOSHIKIには良くも悪くも制作にこだわりすぎる癖があるんです。

とても良くできた楽曲でも、完成してからもう少し手を加えたいと思ってしまうそう。

そんなYOSHIKI病が「薔薇のように咲いて 桜のように散って」でも出てしまいましたが

ちゃんと期日までに制作完了したようです(笑)

「薔薇のように咲いて 桜のように散って」のPVはショートバージョンのみですが、

UNIVERSAL MUSIC JAPANの公式YouTubeで公開されています。

真っ赤な薔薇が敷き詰められた上に横たわる美しい松田聖子から目が離せないPVですね！

このPVが作られた2016年は54歳ですが、50歳を超える女性とは到底思えない美貌。

真っ赤な薔薇に合わせた真紅の口紅やネイルも良い味を出しています。

ひとつひとつの歌詞に想いを込めて、語りかけるように歌う姿がとても印象的です。