ここでも音楽用語が登場します。
「リフ」とは「リフレイン」の略で、何度も繰り返し使われるメロディのことです。
ポップソングでもロックでも、ジャンルに関わらず多くの楽曲にはこのリフレインがあります。
好きな曲を思い浮かべる時、印象に残っているイントロやフレーズがパッと頭に浮かぶことがありませんか?
そのメロディが曲中に何度も使われているのなら、それはリフレインの可能性が高いでしょう。
このパーティ会場で流れている音楽も、リフレインがとても魅力的なのでしょうね。
しかも「スパイシー」にかけて「Burn」という単語が使われているのも印象強いです。
辛いものを食べた時のように、カッと体が熱くなるのかもしれません。
体が熱くなるくらいのリフ…。
パーティがますます盛り上がりそうです!
踊れば嫌なことも忘れられる!
ヤなこと忘れて Let's ride the wave!!
ほとばしるBGM 盛り上がれ
Everybody clap your hands up! Say what you what
もっとFunkyなスタンスで 乗りこなして Groovin' sound
出典: Sparkle/作詞:Miho Karasawa 作曲:Spring Muffin
踊っている時は無我夢中。
体を動かす方にエネルギーを使いますから、頭で何かを考えている余裕なんてあまりありません。
たとえ昼間に嫌なことがあっても、ナイトパーティで踊っている間は忘れられます。
音楽の波に乗っちゃえば、皆盛り上がって明るくなれるはずなのです。
この部分は、「嫌なことがあった?それなら盛り上がって忘れちゃおうよ」と誘っているように感じられます。
というのも3行目の英文は、「皆拍手してくれるよ!(だから)何か言ってみて」と訳せるのです。
互いが互いを誘い合って、やがて全員ハイテンションになっていく。
パーティとはそんなふうに盛り上がっていくものなのかもしれません。
もっともっと踊ろう
さっきパーティが最高に盛り上がっても、それで終わるパーティではないようです。
一晩中踊るのなら、むしろ本番はこれからでしょう。
夜が続く限り、ひたすら続いていく。
そもそも、「夜が終わらないで欲しい」とすら願っています。
今夜はまだまだ終わらせない
Wo- ハイなチューニングで 楽しませてよ Blow it Up!
出典: Sparkle/作詞:Miho Karasawa 作曲:Spring Muffin
まだまだパーティを楽しむ気満々の歌詞ですね!
音楽用語としての「チューニング」は「調律」のことで、楽器の音の高さを合わせることを指します。
それが「ハイ」なら、高音で激しいということでしょうか。
これもテンションを上げるための要素でしょう。
低い音ばかりだと、当然テンションが下がってしまいますから。
こんな楽しい時間、いつまでも続いてほしいと願うのが人間の性。
まだまだ夜が明けないことを祈っています。
いっそ音楽と一緒に
Wo- 音に抱かれて眠りたい 身体が感じるまま
出典: Sparkle/作詞:Miho Karasawa 作曲:Spring Muffin
本来夜は寝る時間ですが、パーティ会場で踊り明かしている今は眠れません。
寝たいとも思わないでしょう。
だって寝たら、夜が終わってしまうからです。
ですが踊り続けるのも疲れてしまいます。
寝たくないけれど、ちょっと眠たくなってきた感じでしょうか。
それでもやっぱり普通に寝落ちしたくないから、いっそ音楽に乗ったまま眠りたいのです。
つまり、踊りながら寝たいということ?
相当器用じゃないと実際やるのは難しそうです。
そう思うくらい、今は踊り明かしていたい状態なのだと考えるのが良いでしょう。
「Sparkle」という単語に込められた意味とは
タイトルにもなっている「Sparkle」。
「輝く」や「閃光」という意味を持つ英語です。
ニュアンスとしてはキラキラしている、という感じでしょう。
たしかにメロディは明るくて楽しい感じですが、ちょっと落ち着いた雰囲気も感じさせます。
キラキラして激しいというよりも、むしろ大人っぽい気さえするでしょう。
曲だけ聴いていると、そんなに「Sparkle」って感じではありません。
つまり曲調だけでは、あまり「Sparkle」という要素を表していないというわけです。
ではこの曲のタイトルとしてつけられた「Sparkle」は、具体的にはどういった意味を含んでいるのでしょうか?