アルバム「醒めない」に収録
スピッツの15枚目のアルバム「醒めない」は2016年7月27日にリリースされました。
結成30周年を控え、改めてロックと向き合い、ロックという酔いから「醒めない」という意味が込められたアルバムになっています。
コメットはこのアルバムの4曲目に収録されています。
ドラマ【HOPE〜期待ゼロの新入社員〜】の主題歌に起用
韓国ドラマ「ミセン-未生-」が原作
【HOPE~期待ゼロの新入社員~】は2016年7月17日から9月18日の間、フジテレビで放送されたドラマで、元々は、2014年に韓国のケーブルテレビ局で放送され話題となった「ミセン-未生-」が原作になっています。
また「未生」とは韓国の囲碁用語で「死んでもいないし、生きてもいない石」を意味しています。その言葉に沿うように、挫折や苦悩や挑戦を描いたヒューマンドラマです。
それを受け、日本版では囲碁のプロ棋士の夢をあきらめた一ノ瀬歩(中島裕翔)が、インターン生として総合商社に入り、会社という社会のリアルと新しい人生に前向きに立ち向かっていく姿が描かれています。
前向きな姿勢
「コメット」の歌詞を紐解く
そもそも「コメット」って何?
「コメット」という言葉から思い浮かぶ意味はまず「彗星」ではないでしょうか。
別名「ほうき星」とも呼ばれ、流星と混同されることも多いですが、定義は以下のようになっています。
彗星は、本体の大きさが数キロメートルから数十キロメートルのとても小さな天体です。成分は、そのおよそ8割が水(氷の状態)で、二酸化炭素、一酸化炭素、その他のガス、そして微量の塵(ちり)から成ります。
出典: https://www.nao.ac.jp/astro/comet/
金魚の種類
しかし、歌詞を見てみるとどうも彗星のことを歌っているわけではなさそうです。
さらに「コメット」を調べてみると、次に出てくるのが「金魚」の種類です。
歌詞と照らし合わせるとそのまま「金魚」という言葉や「ヒレ」という言葉が出てきます。
どうやら金魚のことを歌った歌のようです。
「コメット」の歌詞を紐解く
とはいえ、金魚のコメットの名前の由来もその姿が彗星に似ているためなので、彗星も関係してくるかもしれません。
それでは「コメット」の歌詞に迫っていきましょう。
誰でもいいよと生き餌を探して
迷路の街角で君に会った
黄色い金魚のままでいられたけど
恋するついでに人になった
出典: コメット/作詞:草野正宗 作曲:草野正宗