BoAの「永遠」とは?

「永遠」は「永遠/UNIVERSE feat. Crystal Kay & VERBAL(m-flo)/Believe in LOVE feat. BoA(Acoustic Version)」に収録された楽曲です。

このシングルBoAの28作目のシングルで、2009年2月18日に発売されました。

リリースから10年近く経っている楽曲ですが、今も全く色褪せることのない、切ない歌詞の意味を徹底解釈していきます!

まずはPVからみていきましょう。

BoA「永遠」のPVをチェック!

BoAさんの様々な魅力が詰まった「永遠」のPVですね。

ジャケットにパンツスタイルやフードを被ったストリートファッションでキレのあるダンスシーン。

それとは対照的な、別れた彼のものと思われるジャケットを抱きしめて想いに耽る彼女の演技は、切なくも儚げな表情が印象的ですね。

また、カメラ越しに思い出を表現していると思われる表情は幸せな女の子の笑顔そのもの。

圧倒的なダンスの実力ばかりでなくBoAさんの演技力も見られるこのPV

では、このPVは「永遠」の歌詞喉のような部分を表現しているのでしょうか。

次は、歌詞を解釈し、その物語に迫ることで、PVの意味についても考えていきたいと思います。

BoA「永遠」の歌詞を解釈!

ここからはBoAの「永遠」の歌詞の意味を解釈していきます。

失恋を歌った歌詞

どうして幸せだった二人は離れなければならなかったのか... 、その物語を読み解いていきましょう!

何を見ても別れた彼のこと...

私の指は きっと
君の頬に そっと
触れるためだけにあって
触れるためだけにあって

輝く月は きっと
君と一緒に ずっと
見上げるためだけにあって
見上げるためだけにあったの

挫けそうな時に いつも隣にいて
笑ってくれた 君はもう いないんだ

出典: 永遠/作詞:Narumi Yamamoto 作曲:Daisuke "D.I" Imai

失恋の後、思い出の場所に行って景色を見ると悲しくなることってありますよね。

この歌詞では自分の指先を見ては別れた彼を思い出し、月を見ては彼がいなければ綺麗な月も意味がないと思ってしまう、「私」が描かれています。

思い出の場所に行くまでもなく、常に別れた恋人を思ってしまうということは、相当な未練が窺えますね。

何も手につかず、何を見ても思い出すほど、愛しい相手と、どうして別れなければならなかったのでしょうか。

続きの歌詞も見ていきましょう。

永遠を誓った日々を返して欲しいけど...

ポロポロ手のひらから こぼれる悲しみ My Love
今夜この街で たぶん 私が一番 泣いている

君に愛されたから 私は私になれた
時を運ぶ風よ どうか あの日の永遠を 返して
Bye Bye Bye...
Why did you say bye bye...

出典: 永遠/作詞:Narumi Yamamoto 作曲:Daisuke "D.I" Imai

永遠に続くと思っていた彼との時間を返して欲しいと風に願っても戻っては来ないのでした。

それでも、自分らしさを取り戻させてくれた、大切な彼を忘れることなんて出来ず、この街の誰より泣いていると思うくらい、泣いたのでした。

歌詞にもありますが"Why did you say bye bye..."(どうしてあなたは別れを告げたの...)と、彼から別れを切り出されたようですね。

しかも、その原因がわからないか、納得できない「私」。

これだけ好きだった人に唐突に別れを切り出されて、引きずってしまうのも仕方ないですよね。

しかし、引き留めたりしなかったのでしょうか...?

まだまだ歌詞を解釈してみましょう。

幸せだった記憶も悲しいだけ

あの頃二人 いつも 聞いてた曲が
ふと街角に 流れてる
イヤホン 片方ずつで
君が突然 強く ひっぱるからね
ちょっと 耳から 外れちゃって
私が怒ると ふざけて

ふいに君と目が合って 唇を重ねた
ずっと 私を守るって 言ったのに

出典: 永遠/作詞:Narumi Yamamoto 作曲:Daisuke "D.I" Imai

この部分は幸せだった頃の記憶が歌われている歌詞ですね。

街角でふと付き合っていた頃片方ずつのイヤフォンで聴いていた曲が流れて、引き戻される「私」。

 

急に彼が動いてイヤフォンが抜けて怒ったり、そんな「私」を彼がからかったりととても仲睦まじい二人の関係が窺えます。

「私」が本心では全然怒っていないことや、彼も「私」がそうやって怒っているところも可愛いと思っていることなど、お互いが深く理解し合えているからこそのやりとりですよね。

こんなにいい関係を築けていた二人がなぜ、別れてしまったのかが気になりますよね。

そして、やっとその理由に少しだけ近づくのが次の部分の歌詞です。

「君」と別れることになったきっかけが窺える歌詞