「さよなら、テディベア」の歌詞に迫る!
創作集団Honey Worksのゲストボーカルとしても知られていますよね。
やわらかく儚げな歌声が魅力である鎖那さんの曲はどれも心に響くものばかり。
今回紹介する「さよなら、テディベア」も、そんな曲のひとつです。
「さよなら、テディベア」は新しい世界に向かっていく人を後押しするような曲。
この記事では「さよなら、テディベア」の歌詞に込められたメッセージを徹底解釈していきます!
「さよなら、テディベア」の収録情報
「さよなら、テディベア」は2017年9月27日にリリースされました。
「Hush a by little girl」というアルバムの1曲目を飾っています。
これまでの鎖那さんのアルバムはボーカロイドのカバーなども収録していました。
しかし「Hush a by little girl」は、オリジナル楽曲のみ。全10曲が収録されています。
全ての楽曲制作に鎖那さんが参加しており、まさに鎖那さんの魅力がぎゅっと詰まった1枚!
どの曲もストーリー性があり、聞いていてとても楽しいですよ。
「さよなら、テディベア」のMVも必見!
「さよなら、テディベア」のミュージックビデオ、もうご覧になりましたか?
動き回るテディベアと女の子がとても可愛いんです!
アニメと実写で歌詞の世界を再現
「さよなら、テディベア」のミュージックビデオは、実写とアニメが融合したもの。
テディベアと中学生くらいの女の子が、現実とファンタジーを行き来しながら旅をします。
テディベアの視点はアニメパート、女の子の視点は実写パートで描かれているように見えます。
アニメパートを手がけたのはフリーアニメーターの倉橋一平さん。
倉橋一平さんはCMや短編アニメを中心に活躍しています。
テディベアの生き生きとした動きや、女の子のやわらかい表情がたまりません。
実写パートに登場するポニーテルの女の子を演じるのは、都塚寧々(とつか ねね)さん。
都塚寧々さんは「tipToe.」というアイドルグループのメンバーでもあります。
そしてもう1人の主人公であるテディベア。
実写では水色でふわふわしたテディベアが実際に制作されました。
このテディベア、グッズとして出してほしいくらい可愛いんです!
ぜひミュージックビデオもチェックしてみてくださいね。
「さよなら、テディベア」の歌詞を紹介!
テディベアの特徴が表れた歌詞
1番のAメロには、テディベアを思わせる言葉がたくさんちりばめられています。
昨日まで悩んでた ツギハギのテディベア
歩きだす砂利道は でこぼこな獣道だ
ブルーのおとなしいフェイクファー
ほつれた糸の先 舐めてみた
出典: さよなら、テディベア/作詞:鎖那、mikito 作曲:mikito
Aメロから、この曲に登場するテディベアの特徴がわかります。
「ツギハギ」だらけのテディベア。色は「ブルー」。そして素材は「フェイクファー」。
糸がほつれていることから、主人公とテディベアはずっと一緒にいて、年季が入っていることが想像できます。
また、Aメロの歌詞からどうやら主人公は昨日まで悩んでいたということがわかります。
おそらくテディベアも悩みを抱えていました。
主人公とテディベアが歩き出すのは平たんな道ではありません。
困難が予想される険しい道を、2人は進んでいきます。
ところでAメロには、気になる描写があると思いませんか?
主人公がテディベアのほつれた糸を舐める描写。
これは何を意味しているのでしょうか。
おそらくテディベアから主人公が前に進む勇気をもらおうとして、糸の先を舐めたのかな、と想像できます。