「Boo!」の歌詞を徹底解剖

【Boo!/[ALEXANDROS]】力強い歌詞を和訳して徹底解釈!PV&収録情報もあり♪の画像

日本語と英語の歌詞を紐解いていこう

朝目覚めるとノイズがして
歪んだ光にうなされ
Got kicked out of bed
世間の色目が眩しくて
一瞬怯んで 足が竦んだ
I admit I got freaked out

出典: Boo!/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平

Got kicked our of bed=ベッドから蹴り出された

I admit I got freaked out=正直言ってかなりビビった

ここでは世間の目を気にして生きづらい様子がつづられていますね。

kick outという表現でイヤイヤ起きてることを表しています。

freak outはよく聞きますが日本語はそれぞれの状況で変わってきます。

とても焦ったとき、驚いたとき、怒ったとき、イライラしたときなどで使われます。

外に一歩出ると敵ばっか
気づかぬ間にUp against the wall
尻尾を巻いて逃げ出すべきか?
管を巻いて騙らせ ねじ伏せるべきか
I think I know what I should choose

出典: Boo!/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平

up against the wall=壁に突き当たる、八方塞がりである

八方塞がりな状況を打開するのは逃げるべきか、戦うべきかと選択肢を与えています。

I think I know what I should choose=「何を選ぶべきかわかっている

さて、どうするのでしょうか?察しがつきますよね。

(Ta Ta La Li La Li La)
来 来 来 来 来 来 来
I'm gonna be the king
taking over the world
一回こっきりの人生を
棒に振るような休憩はない
(Ta Ta La Li La Li La)
来 来 来 来 雷鳴のよう
歌に怒り込めて 解放して
全身全霊 己の人生に全てを捧げ賜う

出典: Boo!/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平

I'm gonna be the king taking over the world=王になって世界を制服してやる

ここでは自分の人生のために果敢に戦っていく強烈なメッセージを感じますね。

川上洋平は歌に人生をかけるという覚悟が感じられます。

朝になったって変わんない
環境を移したって変わりはしない
他人のせいにしても変わんない
This life is mine and never mind
dud dud dumb dud dud dumb
Gonna dig a gold mine

出典: Boo!/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平

【英語詞部分】

人生は自分のもの

気にしないで鼻歌でもフンフンフン

金塊を掘りあててやる

状況を変えていくには環境や他人のせいにするのではなくて自分自身を変えていくべきということですね。

英語詞になればより強い主張と変わっていきます。

英語の方がよりストレートな主張がしやすいようです。

(Ta Ta La Li La Li La)
来 来 来 来 来 来 来
I'm gonna live my life until they're all mine
一旦決断下したら痛み伴っても耐え抜け
(Ta Ta La Li La Li La)
来 来 来 来 雷鳴のよう
歌に屈辱を装填して
全身全霊 己の人生に全てを捧げ賜う
Ta Ta La Li La Li La

出典: Boo!/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平

英語詞部分は「全て自分のものになるまで生きてやる」ということですが、前述の金塊の全てということでしょうか。

恐らく金塊というのは比喩で自分の目標とするもの理想とするものを表しているのではないかと思います。

自分の目標、理想を定めたらそれに向かって努力し全てを叶えようということ。

自分の人生を全うしようという力強いメッセージに受け取れます。

I've got no luck
They call me "You suck!"
But at least I know I've got a dope track
You can call me big-headed
And tweet them in bed
But I'll tear u into a shred

出典: Boo!/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平

和訳

俺はついていない

「お前サイテーだな」って言われる

でも俺にはヤバい曲がある

うぬぼれてるでも何とでも呼べよ

ベッドの中でツイートするくらいだろ

俺はお前をシュレッダーにかけてやるよ

恐らくここは川上洋平自身の経験から生まれた歌詞だと思われます。

帰国子女だった彼は言動が目立つということで陰口を叩かれたり無視されたりとイジメにあったそう。

でも彼は周りの目を気にして小さく生きることをせず、自分を主張するスタンスを変えなかったそう。

その経験から自分の人生を自分のために生きようというメッセージが読み取れます。

dopeとは麻薬という意味。そこから派生して「最高の」、「ヤバい」と使われます。

I'm got no time to make it all rhyme
but at least I know I've got a few dime
I'ma take stand on the rough-sand
I'ma make them understand

出典: Boo!/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平

和訳

韻を踏んでる余裕はないけれど

小銭ならいくらか持ってるぜ

荒砂にも立つし

奴らにも理解させてやる

no time to~で~する時間はないという意味ですが、ここでは自然になるように余裕がないと訳してみました。

彼らの英語ではいくつか文法上でおかしな表現が出てきますが、音楽に乗りやすいように意図していることもあります。

大事なのは歌詞の意味で、それを理解できれば多少の文法の間違いなんて気にしません。

特に日本人の英語学習者にみられますが間違えることを恐れ発言を控えてしまうことがよくあります。

言葉は使ってナンボ、間違えてナンボ、意味が通じればそれでOKと大きな気持ちで受け止めましょう。

彼らの歌詞を訳しているとそのように思えてきます。