名曲誕生のストーリーから
ハイトーンボイスで
「花の首飾り」(はなのくびかざり)は、日本のグループ・サウンズ、ザ・タイガースの5枚目のシングル。1968年3月25日に発売。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/花の首飾り
発売当初は沢田研二がリード・ヴォーカルの「銀河のロマンス」をA面にして発売されたが、その後加橋かつみが初めてリード・ヴォーカルを担当した「花の首飾り」の人気が上昇したため、ほどなく「花の首飾り」をA面に格上げして再発売した。オリコンチャートでは両A面表記となっている。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/花の首飾り
当初は、大きな期待をしないでB面に「花の首飾り」をカップリングしたのでしょうか。
予想に反して加橋かつみさんの、ボーイソプラノのようなハイトーンボイスに熱い注目が集まりました。
そして、ザ・タイガース最大のヒット曲となったのです。
メルヘンから生まれた物語
全曲、作曲・編曲:すぎやまこういち
銀河のロマンス (Romance in the Milky Way) [3:08]
作詞:橋本淳
東宝映画『ザ・タイガース 世界はボクらを待っている』主題歌
花の首飾り (Flower necklace) [3:54]
作詞:菅原房子、補作:なかにし礼
歌詞は、雑誌『明星』で一般から募集された。約13万通の応募作から選ばれた菅原は、当時北海道八雲町在住の高校生だった。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/花の首飾り
今ではゲーム音楽のレジェンドとなった、すぎやまこういちさんが作曲を担当。
歌詞は一般公募で選ばれた、女子高生の作品でした。
タイトルは無邪気な子供の遊びもイメージできますね。
でも最後まで聴けば、想像力を掻き立てられるストーリー仕立てとなっているのがわかります。
年月を経て後日談も生まれたようです。
それでも、楽曲はリリース当時の新鮮さを失っていません。
加橋かつみさんのハイトーンでの歌唱そのまま、歌詞はメルヘンの世界に留まっています。
お待たせしました。「花の首飾り」歌詞の解説に移りましょう。
第1章は夢の中で…
目を閉じれば
花咲く 娘たちは
花咲く 野辺で
出典: 花の首飾り/作詞:菅原房子 補作詞:なかにし礼 作曲:すぎやまこういち
歌い出しの歌詞を目を閉じて聴くと、印象派の絵画が浮かびます。
ここでは登場人物が何人なのかは定かではありません。
1人では無いことは確かでしょう。
それは娘のあとの「たち」という複数を表す言葉で分かります。
皆で花が咲いた「野辺」にやってきました。
神話なら、ニンフたちが花を探しているシーンでしょうか。
言葉数は少ないですが、想像力が高まるこの歌の始まりに相応しい歌詞ですね。
誰のために
ひな菊の 花の首飾り
やさしく編んでいた
出典: 花の首飾り/作詞:菅原房子 補作詞:なかにし礼 作曲:すぎやまこういち