『メロウ』は2000年リリースのシングル集に収録♪

椎名林檎楽曲『メロウ』は、2000年の9月13日にリリースされた3枚組シングル集『絶頂集』に収録されています。

現在は残念ながら廃盤となっていますが、コンサートツアーでのみ聴ける未発表曲を集めたCDは、ファンには嬉しい作品ですね!

今となっては懐かしい8センチCDで、形式上はシングルですが多くのライブ音源が収録されている為、オリコンなどではアルバム扱いとなっています。

アルバムチャートでは1位も記録しており、現在廃盤なのが残念でなりません!

「メロウ/椎名林檎」の歌詞の意味が三島由紀夫を思わせるって本当?PV&収録アルバムも徹底紹介♪の画像

『絶頂集』には貴重なライブ音源が!

『絶頂集』に収録されている曲はコンサート限定の曲が中心の為、収録されている音源も貴重なライブ音源です。

一部はスタジオで収録したものですが、ライブ特有の熱気や勢いがCDでも聴けるのは嬉しいですね♪

なお、『絶頂集』に収録されている曲は、2008年7月に発売された10周年記念アルバム『私と放電』に一部収録されています。

『絶頂集』は廃盤なので、どうしても聴きたい方は『私と放電』をチェックしてみてくださいね。

椎名林檎の『メロウ』は文学的な世界観が素敵!

元々はギター担当・戸谷誠の楽曲だった『メロウ』

椎名林檎が学園祭ツアーなどで発表した『メロウ』ですが、実は元々、ギター担当である戸谷誠の楽曲なのはご存知ですか?

とてもいい曲だった為、曲に合わせて椎名林檎が詩を書きおろしたものです。

なお、この曲が収録されている『絶頂集』は2000年にリリースされたものですが、デビュー10周年の2008年にはMVも発表されています。

林檎嬢にとっても思い入れのある曲なのかもしれませんね!

タイトルの『メロウ』が意味するものとは?

曲名である『メロウ』ですが、これにはいくつかの意味があると解釈できます。

まずは英語の「mellow」。これは「芳醇」、「豊かで美しい」、「円熟した」などの意味があります。

タイトルもカタカナで書かれている為、英語と解釈するのが自然かもしれません。

しかし、英語ではなく「女郎(めろう)」という解釈もあります。

女郎とは本来「じょうろ」と読み、いわゆる遊郭で働く女性を指す言葉です。

しかし「女郎(めろう)」というのは、女性に対して罵る言葉として使われます。

「このクソ女郎が!」というようなニュアンスでしょうか。

どちらが正解かはわかりませんが、このように幾つかの解釈ができるタイトルとなっています。

『メロウ』は三島由紀夫について歌った曲?

昭和の天才小説家・三島由紀夫

突然三島由紀夫と言われても「何!?」と思うかもしれません。

三島由紀夫とは、昭和に活躍した小説家で、作家業以外にも政治活動家として知られています。

実はこの『メロウ』という曲は、三島由紀夫について歌ったのではないかと言われているのです。

何故そう思われるのか、『メロウ』の歌詞と合わせて解説していきましょう!

「メロウ/椎名林檎」の歌詞の意味が三島由紀夫を思わせるって本当?PV&収録アルバムも徹底紹介♪の画像

まずは三島由紀夫の簡単なプロフィールを

三島 由紀夫(みしま ゆきお、本名:平岡 公威(ひらおか きみたけ)、1925年(大正14年)1月14日 - 1970年(昭和45年)11月25日)は、日本の小説家・劇作家・随筆家・評論家・政治活動家・皇国主義者。血液型はA型。戦後の日本文学界を代表する作家の一人であると同時に、ノーベル文学賞候補になるなど、日本語の枠を超え、海外においても広く認められた作家である。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/三島由紀夫

代表的な小説は『仮面の告白』、『潮騒』、『金閣寺』など。

非常に詩的な言葉を多用する美しい文章を書く作家としても知られ、その世界観はどこか林檎嬢にも共通するかもしれませんね!

天才的才能を持つ小説家でしたが、晩年は政治的な思想が強くなり自衛隊市ヶ谷駐屯地で東部方面総監を監禁。

その後バルコニーでクーデターを促す演説をした後割腹自害をするという、壮絶な最期を遂げました。

エキセントリックとも言える天才の生涯は、日本の文学界のみならず政治界など多くの世界に強い影響を及ぼしました。

三島由紀夫と『メロウ』の関係を解説してみる

橙色は止まらない
黄色を探して乗り込め
お前はきっとナイフを使う僕に恐怖を覚える

出典: メロウ/作詞:椎名林檎 作曲:戸谷誠/椎名林檎