サビになります。

ここで描かれているのは、2人の愛が燃え上っている様子です。

主人公のリードによって次の関係に進もうとしています。

今にも一線を越えるギリギリの段階です。

誰にも2人を止めることはできません。

2番の歌詞の解釈

暗い部屋で関係は進む

ディープな世界夜は魔界
暗いルームではルールなんてない
君のさりげない相槌(あいづち)だって
僕は見逃さない

出典: 満月の夜なら/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん

部屋を暗くして、主人公は君と交わる為の合図を送ります。

少し緊張した雰囲気の中で、君は恥じらいながらもサインをだすのです。

主人公は君にだけ集中しているからこそ、その小さなサインにも気付くのでしょう。

イエスかノーかは別として
君の声仕草が物語る
心踊る夜彩る指が触れる
もしも今二人の指先が強く絡み
熱く離れないと分かったなら

出典: 満月の夜なら/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん

君から出されたサインの答えは、これから触れる指先から感じ取るしかありません。

しかし、お互いの気持ちは通じ合っており、自ずとイエスであることがわかります。

そして、主人公は君に触れ、交じり合う夜が始まるのです。

これこそが、2人の次のステップ。

この後に1番と同じサビが歌われ、曲の終わりへと近づいていきます。

甘いアイスクリーム
体温を上げる小さなスクリームが
ラブリー耳元を狂わすよラブリー

出典: 満月の夜なら/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん

アイスクリームが何を表しているかは1番の冒頭でも解説しましたね。

しかし、ここでのアイスクリームは1番のときとは少し違った意味に変わります。

アイスクリーム」という言葉の中に別の言葉が隠れていることにはお気づきでしょうか?

答えは、「スクリーム」という言葉が隠されています。

「スクリーム」というは日本語で「叫び」という意味です。

つまり、「アイスクリーム=愛の叫び」という意味になります。

本当に叫び声を上げているのではなく、これは喘ぎ声を表しているのではないでしょうか。

体を交わり合わせている様子が思い浮かんできてドキドキしてしまいますね。

淡いルームライト
ピンクの頬が杏色に照らされて
スパンコールのように弾けて

出典: 満月の夜なら/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん

先ほどまでは、暗い部屋の中でお互いがあまり見えない状態でした。

しかし、目が慣れてきて、主人公は微かなオレンジ色の光で君の顔が見えるようになるのです。

そして、君の艶やかな表情に、主人公の理性は弾け飛んでしまいます。

繰り返される意味

溶かして燃やして潤してあげたい
次のステップは優しく教えるよ
君とダンス二人のチャンス
夜は長いから
繋いでいて離れないで
溶かして燃やして潤してあげたい
次のステップは言わずもがなわかるでしょう
君とダンス二人のチャンス
夜は長いから
繋いでいて焦らないでいて

出典: 満月の夜なら/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん

最後のサビになります。

この楽曲で登場する歌詞は全て同じ文章で書かれています。

1番のサビでも解説した通り、最後の歌詞でも2人の愛が燃え盛っている様子をとにかく伝えたいのでしょう。

もしくは、もうお互いのことしか考えらず、他に言葉が浮かばないという状況を表しているのかもしれません。

繰り返される歌詞には必ず意図があります。

みなさんは何を想像しますか?

2人の夜はまだ始まったばかりで、ここからさらに愛を深めていくことでしょう。

【満月の夜なら】の考察

【満月の夜なら】に満月が出てこない?

お気づきの方もいると思いますが、曲名にも出てくる「満月」が歌詞の中では一切でてきません

では、この満月とはどういった意味で曲名に入れられているのでしょうか。

実は、この曲名で使われている満月は恋愛のメーター」を表しています。

恋愛が進む様子を月の満ち欠けに例え、満月は恋愛メーターが溜まり切った状態を表しているのです。

どういうことかというと、2人の関係は新月から始まり、お互いを知ることで欠けた部分を埋めていきます。

そして、満月になったときに、次のステップへ。

つまり、一線を超えるのです。