A_oとは
曲が街中で流れ始めた際、まだ「A_o」の姿はおろか、どんな人が歌っているのかも不明のままでした。
遠くまで響き渡るような女性の声に聞き覚えはあれど、実際に発表されて驚いたという人も多いでしょう。
「BLUE SOULS」を歌っているのは、BiSHのメンバーとしても有名なアイナ・ジ・エンドさん。
そして作詞作曲を手掛けているのは、ROTH BART BARONの三船雅也さんです。
2021年4月20日に、「BLUE SOULS」のMVがYouTube上で公開されるや否や、視聴回数はうなぎ上りに。
一気にファンを増やすこととなりました。
「BLUE SOULS」はもちろん、これから2人が手掛けていく楽曲についても期待が高まりますね。
2人の出会い
アイナ・ジ・エンドさんと三船雅也さんを誘ったのは、ある監督さん。
A_oの公式Instagramでは、2人がお互いの第一印象について語ってくれていました。
初めて三船雅也さんに会ったとき、なんて怖そうな人なんだろうと感じたというアイナ・ジ・エンドさん。
しかし、お互いに話をしていくうちに、三船雅也さんの優しさに気がついたんだそう。
そして三船雅也さんは、アイナ・ジ・エンドさんのことを「風に乗って飛んでいってしまいそうな人」と表現。
「僕の作る楽曲がいい風となって、彼女を思う存分飛ばしてあげたい」とコメントしています。
そして、BiSHのアイナ・ジ・エンドではなく、A_oのアイナ・ジ・エンドとして貢献したいというコメントも。
出会ってそう長い時間が経っていないにもかかわらず、音楽を通して理解し合う2人の姿が素敵です。
この曲を作った理由
作詞・作曲共に三船雅也さんが手掛けた「BLUE SOULS」。
直訳すると「青い魂」となります。
そしてSOULSが複数形で書かれていることで、この曲が聞き手全員に向けて書かれていることがわかります。
Instagramの投稿でも、「年齢や性別、人種を問わず全ての人に届けたい」と語った三船雅也さん。
この楽曲が今を生きるすべての人に広まることを願っています。
「A_o」の読みである「あお」、そして「BLUE SOULS」の「あお」……。
この先も、「青」と繋がりのある楽曲を生み出していくのかもしれません。
ポカリスエットのCMソングに抜擢
中島セナさんが新ヒロインに抜擢された、2021年開始のポカリスエットCM。
このCMソングに抜擢されたのが、今回ご紹介する「BLUE SOULS」なのです。
ポカリスエットといえば、スッキリとさわやかな「青」が印象的なドリンク。
長い廊下を駆け抜けていく中島セナさんが、最後にさわやかな笑顔を浮かべているのがわかります。
決してテンポが速いわけでも、高ぶるビートが打ち鳴らされるわけでもない「BLUE SOULS」。
しかし、前を向いて駆け出したくなるような気持ちにさせられます。
アイナ・ジ・エンドさんの透き通るような声も、三船雅也さんの選ぶワードも、このCMにぴったりですね。
手を伸ばす先には
2度とやってこない「今日」
その手を 離して しまったなら
きっと もう 取り戻せないはずなんだ
出典: BLUE SOULS/作詞:三船雅也 作曲:三船雅也
最初は、大勢と共に暗い廊下の先へと進んでいこうとしていた主人公。
窓から光が差した瞬間、何かに気がついたように後ろを振り返ります。
思い出したのは、自分にとって大切な存在であるあの子のこと……。
その手を掴みに行かなければ、もう同じ「今日」を過ごすことはできません。
廊下は大きくうねり、主人公の行く手を阻もうとしています。
これはまるで、新型コロナウイルスの影響を大きく被っている学生生活を表しているよう……。
主人公と同じように、全国で多くの人々が、先が見えない不安と戦っています。
しかし、そんな中でも、本当に1人ぼっちの人などいません。
誰にでも、離してはいけない大切な人が待っているはずなのです。
春を「超える」
こうしてまた 春を超えて ゆく
冗談のように 今日を忘れて ゆく
出典: BLUE SOULS/作詞:三船雅也 作曲:三船雅也