詩世界が一気に開かれた眺望を示す

メリーゴーランド 回り回る渦に落ちたなら
Baby born さぁ瞬く間変わりゆくパノラマ

出典: テレパシー/作詞:武井優心 作曲:武井優心

旋回する仮想の遊具がなにか不思議な罠のような局面に陥ります。

そのときに視界や風景が一瞬にして変わってしまうのだと彼らは歌うのです

これは次のラインへのブリッジになります。

大展開するこれからのラインへの助走です

いよいよテレパシーを想起させるラインが登場

【テレパシー/Czecho No Republic】中毒性のある歌詞を考える!サビが頭から離れないの画像

キラキラキラにまみれて
ユラユラ揺れる
キラキラキラにまみれて
分かり始める

出典: テレパシー/作詞:武井優心 作曲:武井優心

サウンドは夢心地なエレクトロニクス色でいっぱいになっています。

まさにキラキラしたサウンド・プロダクションです

歌詞において重要なのは最後のラインになります。

浮かび上がるテーマとは?

分かり始める

出典: テレパシー/作詞:武井優心 作曲:武井優心

曲名やテーマの「テレパシー」の存在が初めて浮かび上がります。

言葉を介さないコミュニケーションでも分かり合えるような関係への切望した憧れです

いよいよサビに入ります。

ユニークなラインです。

サビの歌詞が癖になる

ティッティッティ
ティリッティッティ
ティリリティッティッティッティリ
テレパシー

出典: テレパシー/作詞:武井優心 作曲:武井優心

サビはこの歌詞が2回繰り返されます。

聴いているうちに癖になるでしょう。

言語に重きを置かないコミュニュケーションがテレパシーの真髄です。 

鮮明ではない歌詞でも気になって仕方がない

歌詞も鮮明な意味は持たずにメロディとリズムにだけ忠実になっています。

それでも何となく伝えたいことが伝わるのが「テレパシー」のテレパシーたる所以です

眼の前で不思議なマジックを披露されたような気分になってきます。

ついに歌詞は神話的になる!

傾きだした夜 真ん中で
新世界が始まる
ユニコーンのハネ織って仕立てた
マントなびかせ飛んだ
目撃者に僕らはなったんだ

出典: テレパシー/作詞:武井優心 作曲:武井優心

ファンタジックな歌詞世界がここに記されています。

一角獣の伝説にあやかっていたりして、不思議な情景が目に浮かぶような歌詞です。

どこかシュールな趣もありますので、仔細に読み解くのは無粋かもしれません。

彼らが狙うドリーミーなポップ・サウンドをそのまま歌詞にしたような印象があります