aikoといえば、恋愛ソング!

恋愛中に何度もaikoの曲に元気づけられた!という女性は多いのではないでしょうか?aikoといえば、恋愛にまつわる女性の気持ちをストレートに歌った楽曲が多いですよね。

恋が始まるドキドキ感、恋愛中の揺れる心、大好きな彼を想う気持ちなど、さまざまなテーマを歌って多くの女性の共感を得ています。

今回ご紹介する「赤いランプ」はaiko失恋ソングの中でも名曲と言われています。忘れられない彼のことを想ったとても切ない楽曲です。

4枚目のアルバム「秋 そばにいるよ」の2曲目に収録されています。

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楽曲が生まれたきっかけ

この曲が生まれたきっかけは、ゲーム機の電池の残量を示す、小さな赤いランプ。

電池が切れそうなると赤いランプがつくゲーム機でaikoがゲームに熱中していて、もう少し大丈夫だろうと思っていたら、いいところで「ブチン」と切れて、切ない気持ちになった経験がもとになったのだとか。

恋愛するふたりの関係を「赤いランプ」で表現

それを恋愛中のふたりの関係に読み替えています。

ふたりの間に赤いランプが灯って気がついたときには、消える瞬間の関係になっていて、すでに電池交換をすることができなかった、という意味が込められているそうです。

恋愛中のふたりの関係が終わるきっかけは、明確なひとつの原因よりも、さまざまな要因が重なり合って訪れるもの。

皆さんは、恋に熱中している間はうまく行っていると信じて疑っていなかったのに、気づいたときには雲行きが怪しくなっていて、もうお互いにどうすることもできなかったという経験、ありませんか?

歌詞の中身を見ると、さらに共感することと思います!早速見ていきましょう。

切ない歌詞の中身をチェック!

走り去るのは簡単でしょう 駆け抜けて来た今までを
電車の中で聴いた音楽 フレーズにあなたが浮かんだ

かすかに残ったニオイがかすって
いつまでたっても涙が止まらないよ
ここにあなたがいればなぁ
こんなあたしを笑い飛ばしたよね

出典: 赤いランプ:作詞 aiko / 作曲 aiko

ふとした日常の中で、なかなか忘れられない彼のことを思い出すシーンです。

言葉や香りなど、ちょっとしたきっかけがたくさんの思い出を引き出すものですよね。

あの雨がたくさん降った日 離れずにいれば良かった
あたし達に赤いランプが…
ついにこの日が来たんだ 2人電池切れたんだ
黄金色の今の空は何も知らない

出典: 赤いランプ:作詞 aiko / 作曲 aiko

ふたりの間に赤いランプが灯った日を雨に、お互いにそれぞれの道を歩んでいる現在を黄金色の空に、投影しています。

人の手ではどうにもできない、自然の現象と連動させた表現が印象的です。

たくさん降る雨の中、どん底に悲しかった気持ち。そして現在は少し気持ちが晴れてはいるものの、引き続き抱いている切ない気持ちが、暮れゆく空に移り込んでいるようです。

ついに灯った「赤いランプ」

望んでいなかったのに、訪れてしまった関係が終わる日。赤いランプが忍び寄ってきた状況が絶望的で悲しいですね。

熱の引かない 疼く指先 2人ナイターの遊園地
手を握ること=簡単な事? 世界一難しく悩んでた

遂げる事なくさようならをした
あなたの右手あたしの左手
だけどまたここへ来れると
あたしずっと信じていたから

出典: 赤いランプ:作詞 aiko / 作曲 aiko

夜の遊園地で楽しくはしゃぐふたりの時間と、対照的に訪れた別れの時間。

手を握ること、離すことでふたりの距離を表現しています。

それでもまた一緒にいられると信じていたのに、実現できなかったことを悔やむ様子が描かれています。

憧れを愛に変えた時 何かが破れて壊れた
胸をえぐる赤いランプが…
でも誰が悪い訳でなく ただ臆病だっただけと
言い聞かせてあたし強く涙を拭いた

出典: 赤いランプ:作詞 aiko / 作曲 aiko

これまでよりもさらに深い愛情に気持ちが変わったときに、関係が微妙に変わってしまうこともありますよね。

赤いランプが灯ったことが、胸をえぐるくらい大きなショックであったことがわかります。

悲しい気持ちを励ますために、葛藤している状況がよく伝わりますね。

「ただ臆病だっただけ」の意味