「Bonnie Butterfly」の概要

【Bonnie Butterfly/KinKi Kids】曲名に込められた意味とは?歌詞を徹底解釈!の画像

「Bonnie Butterfly」KinKi Kids7枚目のアルバム「G album -24/7-」の冒頭を飾る楽曲です。

作詞および作曲は、NEWSのデビューシングル「希望 ~Yell~」を手掛けたことでも知られる井手コウジさん。

ファンにはお馴染み、SMAPの夏の名曲である「SUMMER GATE」の作者でもあります。

本曲もそれに通じるような、ちょっと大人びた世界が歌詞として描かれています。

「Bonnie Butterfly」の歌詞をチェック!

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英詩から始まるストーリー

If You Want To
Feel The Same I Do,
Yes Open It Widly
I'll Catch You.
'Cause I Love You
Baby, Look At My Eyes
And Kiss Me.
If You Want Me To
Stay I'll Be OK.
Let's Make
Brand New Days For Us.
Cause I Love You Baby,
I'll Be With You.

出典: Bonnie Butterfly/作詞:井手コウジ 作曲:井手コウジ

ガットギターによるイントロのあと、曲は英詩によって始まります。

直訳が難しい表現となっていますが、男性から女性に向けられたセリフのようです。

「Widly」を「Widely」として捉えると「広く開いて」と訳すことができます。

「心を開いてほしい」という想いが表現されているのでしょうか。

また「愛している」「新しい日々を始めよう」「一緒にいるから」という言葉がその後に続いていきます。

主人公が持つ深い愛を感じることのできる歌詞です。

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気まずい時間を過ごす二人

I Can't See Your Eyes
まだヤなAirの中
ジンのアイス溶ける真夜中
意味ない Dryな言葉を交わしてる
24Hours 君をどうにかしたい
愛のない未来は 見れないタイプ
少し無理してる

出典: Bonnie Butterfly/作詞:井手コウジ 作曲:井手コウジ

この部分で表現されている「ジンのアイス」とは、グラスに注がれたジンと氷の事です。

真夜中に二人、アルコールを口にしながら時間を過ごし「君」を自分のものにしようと画策する主人公。

それでも「ヤなAir」の中、その氷が溶けてしまうほどの長い時間が流れています。

普段の自分からは想像できないような「少し無理」をする姿。対象となる相手はそれほど魅力的なのでしょう。

「愛のない未来は」の部分からは、不確かなものに対して不安を覚える彼の本心が垣間見えます。

誘いの言葉

ただ抱き寄せて
Kissをしても 心まで奪えない
悪い遊びを教えてあげるよ
堕落の中で Find My Mind

出典: Bonnie Butterfly/作詞:井手コウジ 作曲:井手コウジ

無理やりにでも抱き寄せることは出来る。けれど、君の気持ちまでは手にすることができない。

こちらでは、そんな主人公が心に持つ葛藤が歌詞として綴られています。

「悪い遊び」の描写は、禁断の世界へ誘い込むような彼のセリフ。

まるで彼女をそそのかすように、「新しい自分に出会えるかもしれないでしょう?」という言葉を掛けています。

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男性目線で描く「蝶」の姿

そうさ 蝶になって
夜を舞って 時を越え
闇を切り裂いて飛んでいく
君は僕だけの花になって咲いていて
零れてく 蜜のような
愛をもっと 感情でずっと
君をもっと感じたい

出典: Bonnie Butterfly/作詞:井手コウジ 作曲:井手コウジ

サビ部分の歌詞です。自分自身を蝶に、そして「君」を花に例えています。

愛という「蜜」さえあれば、自分はそこに向かって一直線に飛んでいく。

この「蝶と花」という関係によって、二人の置かれている立場が描かれているように感じます。

昔、「白い蝶のサンバ」という曲では「あなたに抱かれてわたしは蝶になる」という歌詞が歌われていました。

そちらが女性目線の曲であったのに対し、「Bonnie Butterfly」はあくまで男性目線の曲。

君は花としてそこにいてくれるだけでいい。愛さえあれば自分が蝶になってそこへ飛んでいくから。

そんな、主人公のまっすぐな想いが伝わってきます。

自分たちを有名な男女になぞらえる