インディーズ時代最後のミニアルバム「リピート」収録曲
彼女らの勢いは国内だけにとどまらず、海外でもいたるところで高い支持を受けています。
海外でのライブですから観客はみな、おそらく日本語を話せないでしょう。
それなのに、大合唱が起こったというのですから、驚きです。
tricotオフィシャルサイトで始まった謎のカウントダウン
このMVは、公開とほぼ同時にtricotHP内で謎のカウントダウンがスタートしていたことでも話題になりました。
そしてカウントダウン終了後に、エイベックス内にプライベートレーベルを立ち上げることを発表。
メジャー移籍を果たしたという流れです。
その発表の仕方は、官房長官の元号発表をパロディしたユニークなものでした。
いつになっても変わらないクセになるtricotワールド全開ですね。
ところでプライベートレーベルって何?
しかし、そもそもの話プライベートレーベルって何?という疑問があると思います。
プライベートレーベルとは、レコード会社内に置かれる特定のアーティスト専用の部門のことです。
tricotの場合なら「エイベックスというメジャーレーベル内の独立部門」ということになります。
普通、バンドがメジャーデビューすると方向性がガラリと変わってしまうことも多いです。
そして、それを不安に思うファンも必ず生まれるものです。
しかしtricotのこの件に関しては、あくまで自分たちの方向性を貫く!という姿勢を強く感じます。
大人な雰囲気あふれるBUTTERのMV
さて、こちらがtricot「BUTTER」のMVです。
光り輝くイルミネーションに、反射する光。そんな大人な雰囲気の中、静かで綺麗な曲が展開されていきます。
音と映像両方に魅力のあるMVですが、その奥には変化に対するtricotの思いも込められています。
1つずつ見ていきましょう。
イルミネーションの光が玉ボケしたスタジオ
このMV、光の表現がとにかく綺麗です。
背景だけでなくドラムやスピーカー、マイクスタンドまで煌いています。
あらゆるものにイルミネーションが取り付けられていて、あちこちでキラキラと輝いていますね。
マイクに至っては、本体そのものが青い光を放っています。
あちこちで反射する光
自ら発する光だけでなく、反射した光も美しいのがこのMVです。
特にドラムはまるで本体が光っているんじゃないかと思わせるほど、全体が青く反射していてとても綺麗です。
スモークと中盤の盛り上がり
中盤では、突如出現するスモークと逆光と共に曲調も盛り上がりを見せます。
前半までの背景が玉ボケした柔らかい雰囲気から一変。
青い逆光でコントラストの強いクールな雰囲気へと変わるのが見どころです。
影でクッキリとしたシルエットをしたメンバーが、スモークの中で演奏する姿がとてもかっこいいです。