ガールズバンドの先駆者・プリンセスプリンセス
ZONE、SCANDAL、チャットモンチー、Silent Siren、SHISHAMO・・・
数あるガールズバンドの中でも、プリンセスプリンセス(プリプリ)は特別です。プリプリの活躍を語らずして、ガールズバンドは語れません!
プリプリはこんなバンドです
プリンセスプリンセスは5人組の女性バンド。1983年にオーディションで選出・結成されました。
結成当初のバンド名は「赤坂小町」。1985年に「JULIAN MAMA」と改名。その翌年に「プリンセスプリンセス」と再び改名。
再度の改名が吉と出たか、88~89年に大ブレイクして一世を風靡。96年に解散するまでガールズバンドの第一人者として君臨しました。
時を経て2012年、東日本大震災をきっかけにして再結成。おととし2016年をもって再結成活動を終了しています。
プリプリのメンバー構成
5人の担当パートは以下の通り。
岸谷(奥居)がメインボーカルを務めますが、バックコーラスはメンバー全員で担当。5人のハーモニーがプリプリの大きな魅力です。プリプリと言えばコーラスなのです!
岸谷香は五朗の嫁さん
現在は5人とも50代のプリプリ。家庭を持ち、子どもさんがいるメンバーが大半です。
メインボーカルの奥居香は、解散直後に俳優の岸谷五朗と結婚し、岸谷香へと改姓・改名しました。ぼくなどはいまだに「奥居香」のイメージが抜けないのですが…
「世界でいちばん熱い夏」基本データ
元気印の夏ソング
プリプリの曲は大きく2種類に分けられます。
- 切ないラブバラード:「ジュリアン」「M」など
- ノリノリのアップテンポ:「Diamonds」「OH YEAH!」など
鉄板夏ソングの「世界でいちばん熱い夏」はもちろん後者に属します。ライブで盛り上がること請け合いです!
しかし代表曲の「M」はラブバラードで、やはり代表曲の「Diamonds」はアップテンポ。
静けさと激しさを併せ持つプリプリの二面性は、フツーの女の子なら誰もが持つ二面性を体現しているのではないでしょうか。
だからこそ今もって根強い人気に支えられているのだろうと思います。
カラオケでもよく歌われます
実は2つのバージョンがある
プリプリの楽曲では「Diamonds」に次ぐ売り上げ80万枚を記録した「世界でいちばん熱い夏」。ところが初めから大ヒットしたわけではありません。
彼女たちがブレイクする前、1987年にオリジナルバージョンが発売されているのですが、オリコンチャートにはランクインせず。大ブレイクを受けた2年後の1989年、再発売されて大ヒットを記録しました。
ここでご紹介しているCD画像は、再発売された平成版のCDです。オリジナルバージョンのカップリングに平成レコーディングが収録されています。
オリジナル版と平成版はこう違う
- カップリング曲が差し替えられた
平成版のカップリングはオリジナルバージョンのセルフカバーですが、オリジナル版のカップリングは「ヴァイブレーション」という別の曲でした。
- イントロだって全然違う
平成レコーディングはオリジナルバージョンをアレンジしたものです。イントロがサビの歌い出しから始まるなど、変更点が多々あります。
- カラオケで歌えるバージョンは?
なおカラオケでは機種によってバージョンが異なります。JOYSOUNDはオリジナルバージョンのみ、DAMだとオリジナルバージョンと平成レコーディングの両方を歌うことができます。