ナオト・インティライミって?
2010年デビューしたシンガーソングライター
ナオト・インティライミ。その名前には絶大なインパクトがあります。
いったいどこの外国の人なのだろう? 本名?
記憶に残る名前かもしれません。
インティライミは、南米のインカの言葉で「インティ」が太陽、「ライミ」はお祭りの意味だそうです。本名は中村直人。
2010年に「カーニバる?」でデビューしました。それ以前は、インディーズで、なおと名義で活動していました。
ひとり旅の放浪歴
23歳のときに世界28カ国を放浪
ナオト・インティライミは、Jリーグ、柏レイソルのジュニアユースに在籍していたことがあるということですので、子どものころからサッカー少年で活躍していたのが想像できます。ジュニアに入るのもすごいことですよね。
高校生のころから、ストリートライブをしたり、音楽活動をしていたそうです。
現在のポジティブなイメージからは想像できませんが、とても落ち込んだ時期があり、自分の理想とする未来に近づけずに、まるで引きこもりのようになってしまったそうです。
そして、そんな状態を打破するために考えたことが、旅に出ようと決めて行動をおこしたというのです。
いつか自分のワールドツアーをするための下見、ということもあったようですが、誰とも会わずに過ごしたあと旅に出ようと決めるやいなや、すぐに行動を起こしたことには、すばらしい力があります。
結局、515日間、世界28カ国を放浪することになりました。
放浪したときのことが、2冊の書籍「世界よ踊れ歌って蹴って!28ケ国珍遊日記 アジア・中東・欧州・南米篇」「世界よ踊れ歌って蹴って!28ケ国珍遊日記 南米・ジパング・北米篇」になっています。
彼を知れば知るほど、とても心臓が強く、度胸があって、行動力のある、エネルギーの塊のようであることがよく分かります。
ポジティブで、元気のない人たちを元気にさせたいと本人も言っているとおり、そのまま行動するのはすごいことです。
各地で、アポイントメントを取らずに、ライブをしたり、現地のラジオに出演したり、得意なサッカーで現地の方たちとコミュニケーションを取ったり、充実した旅になっていたようです。
行動したからこそ、幸運を得たのかもしれません。
旅で有名なのは、ノーベル賞受賞したパレスチナ解放機構(PLO)の当時アラファト議長に会った際に「上を向いて歩こう」を歌ったということがあります。
すごい度胸を表すエピソードです。
タイ、インド、トルコ、シリア、レバノン、ヨルダン、パレスチナ、イスラエル、エジプト、ポルトガル、モロッコ、スペイン、イギリス、アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ボリビア、ペルー、エクアドル、コロンビア、キューバ、ジャマイカなどなど、自由にきままなひとり旅に出たいと思っている方であるなら、憧れの世界放浪の旅かもしれません。
しかも、515日間、1年半くらいの期間、ひとりで旅をするって、すごい度胸と強い信念がないと行けないような気がします。
まさに、ナオト・インティライミは、太陽のようなお祭り男なのかもしれません。明るくて、人なつっこくて、ポジティブなキャラクターで、どこの国でも受け入れてくれるのでしょう。
2012年には紅白歌合戦にも出場
そして、帰国したのち、サッカーが取り持つ縁で、Mr.Childrenの桜井和寿と知り合って自身のCDを渡したことから、2008年Mr.Childrenのバックコーラスで参加し、翌年にはコーラス、ギターでツアーにも参加しました。
2010年、メジャーデビューしました。その年、日本武道館でのライブを大成功させます。
「Brave」で、紅白歌合戦にも出場し、太陽のお祭り男、ナオト・インティライミの名前は日本中で知られることになりました。
映画「ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー」
ドキュメンタリー映画「ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー」に出演しました。タイトルにもあるように、ナオト・インティライミの旅のドキュメントです。
初めて行く国、エチオピア、南米コロンビアなどを巡り、即興ライブなど現地の人たちとのふれあいを描いています。
映画の音楽も担当していますので、彼の生き方やキャラクターが大好きな方にはぴったりな映像で、堪能できることでしょう。
演技にも挑戦!
映画に出演、ミュージカルの主役、人気テレビドラマ出演も
2015年公開された、堤真一主演映画「神様はバリにいる」に、人生に血迷ったストーカーの役で出演し、好評を得ました。
また、初のミュージカル「DNA-SHARAKU」の主役を務めるなど、演技に磨きをかけました。SF歴史スペクタルミュージカルで、再演もされるなど、人気の舞台でした。