逆上するメモリー 憎悪と化して
弱者が縋る解像力に 核心突く偽りの愛よ
響け響け全て 生まれ変われ

出典: Q-vism/作詞:Who-ya Extended 作曲:Who-ya Extended

ここでは1番のフレーズと立場が変わっています。

ここで表現されているのは、「理性的な視点」です。

人間としての感情を捨てきれない主人公。

しかしここで犯罪者になってしまうわけにもいきません。

そこで獣のように暴れる心をグッと鎮めます。

本当の心情でいえば、感情の高ぶりは全く止まっていません。

しかし見かけ上、主人公はそれをうまく鎮めているのでしょう。

まるで別人になってしまったかのように。

全てはこのシステムを問い正すためです。

確かな現実などない

現実は何時も 瞳の奥に
汚れた瞼で 隠した世界には
嘘も真実も何もない

出典: Q-vism/作詞:Who-ya Extended 作曲:Who-ya Extended

1番の歌詞では、「現実」は自分の外側にあると表現されていました。

しかしこの歌詞では自分の内側にあると示しています。

これは主人公の立場や視点が変わったことを意味しているのでしょう。

前者は感情のままに動く自分。

後者は感情を殺し、理性が勝っている自分。

後者の場合、本心を隠している自分ともいえます。

つまり正しい世界が自分の内側にあるということは、「現実=本心」と考えられますね。

結局のところ誰もが同じように認知する「本当の世界」などないのかもしれません。

全ては自分の視点で作られ、自分が信じるものこそが「本当」なのでしょう。

【Q-vism】というタイトルに合った、非常に意味深な歌詞でした。

まとめ

Who-ya Extended【Q-vism】歌詞の意味解説!心はどこまで暴走する?現実とは何なのかの画像

Who-ya Extendedの【Q-vism】という楽曲についてご紹介しました。

アニメの世界観ともリンクした、意味深な歌詞でしたね。

非常に考えさせられる内容でした。

さて、OTOKAKEでは他にもPSYCHO-PASS関連の楽曲解説を行っています。

アニメ「ギルティクラウン」から飛び出した歌姫、EGOISTのアルバム「Extra terrestrial Biological Entities」を紹介します。アニメを観ていない人も注目の楽曲の数々を紹介しますよ。

こちらはEGOISTアルバム解説記事です。

EGOISTは前期・後期にわたりPSYCHO-PASSのエンディングを手掛けました。

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