そのニュースというのは、こう告げています。

「地球は終わってしまった。」と。

和訳はこちらです。

止まらない涙

ニュースキャスターは泣きながら言った
地球が終わっているのは本当だと
彼は顔を濡らしてひどく泣いていた
そのとき彼が嘘をついていないということを悟ったんだ

出典: Five Years/作詞:David Bowie 作曲:David Bowie

デヴィット・ボウイによると、地球の滅亡の原因は資源の枯渇なのだそうです。

ファンタジーにしてはリアルに感じます。

1972年のリリース当時よりも、環境破壊が進んでいる昨今。

よりリアルに私たちの胸に刺さってくる話ですね。

ニュースキャスターが取り乱している様子が怖いです。

彼も、地球滅亡なんてとうてい受け入れられないのでしょう。

しかし、資源がないという確たる根拠があったのだと思います。

それでこんなにも泣き叫んでしまっているのではないでしょうか。

そこで主人公もこれは事実であると確信したのです。

街中

散らかるイメージ

I heard telephones, opera house, favorite melodies.
I saw boys, toys electric irons and T.V.’s
My brain hurt like a warehouse
It had no room to spare
I had no cram so many things
To store everything in there

出典: Five Years/作詞:David Bowie 作曲:David Bowie

主人公の頭の中は、いろんな音やイメージが散乱しているようです。

彼が宇宙人だからなのでしょうか?

和訳はこちらです。

頭の中

電話の音、オペラハウスの音、好きなメロディーが聴こえてくる
男の子やおもちゃの電気アイロン、テレビが見える
私の脳は傷つきまるで倉庫のようだ
ごちゃごちゃでまったくスペースがない状態なんだ
たくさんの物を詰め込まなくてはいけなかった
そこにすべてをしまっておくには

出典: Five Years/作詞:David Bowie 作曲:David Bowie

主人公の頭の中はひどく混乱していそうです。

それは、宇宙から降りてきたばかりだからなのではないでしょうか。

もしかしたら、主人公はもともと人間で、そこにジギーがのり移った可能性もあります。

だからこんなに頭の中が混乱しているのではないでしょうか。

人間の記憶と宇宙人の彼が行ったりきたりしている。

そう考えるととても面白い歌詞なのではないでしょうか。

たくさんの人々

すべて宝物

And all the fat-skinny people,
and all the tall-short people

And all the nobody people,
and all the somebody people

I never thought I’d need
So many people

出典: Five Years/作詞:David Bowie 作曲:David Bowie

地球にはおよそ76億人口がいるといわれています。

和訳はこちらです。

愛しい人々